次代への扉をひらく、「2020年代」の日本のアクチュアルな表現とは?
「DOMANI・明日展 2021 文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たちースペースが生まれる」開催!

大田黒 衣美《sun bath》2019

例年、年の初めに国立新美術館で開催してきた「DOMANI・明日展」は、今年度で第23回目を迎えます。

今回は、過去10年間に、文化庁新進芸術家海外研修制度で各国で研修を経験した7人の新進作家に、それ以前に研修を経て、現在、アートシーンの最前線で活躍する竹村京・鬼頭健吾、袴田京太朗を加え、「2020年代」を迎えた日本のアクチュアルで国際的にひらかれた表現を浮かび上がらせます。

まもなく東日本大震災から10年が経とうとしています。被災によって生じた空間や景観の余白に加え、今年はコロナ禍のstay homeで体験した時間的余白も加わりました。展覧会のサブタイトル「スペースが生まれる」には、それらを経て、改めて何が本当に大事なのかを考え直し、次代への扉をひらく時期を迎えているのという願いが込められています。

国際的な移動や発表を前提に活動してきた作家たちが、長期にわたる閉塞状態のアートシーンに遭遇したなかで思考を重ねた展覧会に足を運び、作品と対峙してみてはいかがでしょうか。

利部 志穂《Sunrise Surfer / 逃げ道、目印、道しるべ》2015 撮影:若林勇人|参考作品笹川 治子《Beautiful Smile》2019|参考作品髙木 大地《Wanderer》2020新里 明士《luminescent vessel》2019(部分)春木 麻衣子《vision | noisiv 08A》2017 ©HARUKI Maiko Courtesy of TARO NASU山本 篤《I》2019-2020竹村 京《Prosaic Verse》2012|撮影:髙橋健治鬼頭 健吾《cartwheel galaxy (savannah)》2020|撮影:木暮伸也袴田 京太朗《アラニス》2014(部分)


 

開催概要
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会 期:2021年1月30日(土)~ 3月7日(日)
会 場:国立新美術館 企画展示室2E
休 館:火曜日、2月24日(水)
*ただし2月23日(火・祝)は開館
時 間:10:00~18:00
*入場は閉館の30分前まで
料 金:一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)
*()内は前売料金
*高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)は入場無料
*障害者手帳をご持参の方(付添の方1 名含む)は入場無料

※その他詳細や最新情報についてはこちらからご確認いただけます。

 

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