写真は何を写すのか?トミモとあきな写真展「mamono, 2020」開催!

©TOMIMO+AKINA

トミモとあきな写真展「mamono, 2020」が、11月11日(水)から銀座・72garelly/T.I.Pで始まります。同展では、トミモとあきなが2016年より制作を開始したシリーズ 「マモノ」の最新作品が展示されます。

虚実の中からの真実を探求する試みを「マモノ」という表題にのせて制作したこのシリーズは、「写真は何を写すのか」という問いに対するトミモとの回答でもあります。

会場に並ぶ作品と対峙する時、あなたはそこに何をみるでしょうか。


虚実の中からの真実を探求する試みを「マモノ」という表題にのせて制作したものです。2016年から制作を開始し2017年に初めて発表したシリーズであり、「写真は何を写すのか」の私なりの回答でもあります。 「写真は何を写すのか」の私なりの回答でもあります。ここでいうマモノとは、⾃分⾃⾝のことであり、同時に他者のことでもあります。⼈は移ろう時間に流されながらも、様々な⾵景に出逢いながら⽣きています。皆さんご存知の通り、写真に写るのはカメラが捉えた⾵景であります。カメラが捉えた⾵景は、我々が⽬で⾒た⾵景とは似ているものですが違います。ただそれは決して虚構だけで構成されているのではなく、虚と実の織りなす世界だと考えます。表層には虚構が積み上がっていてもその奥から突き破ってくるようなエネルギーが写真に宿ることがあります。そんな写真の不思議を私は探求しています。私が探しているマモノはいつでも写真に写るわけではありません。それは、マモノが分厚い⽪膚に覆われていること、そしてまた同時に分厚い⽪膚の内側に住んでいるからでしょう。いまかいまかと⼼待ちにしていると、マモノはたまに⽪膚から外側に顔を出します。その瞬間にマモノは写真に写ります。
ストレートに撮影された写真だからこそ表現できる「写真が写してしまうもの、⽬に⾒えなくても写真に写ってしまうもの」があると信じています。
 

トミモとあきな

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開催概要
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会 期:11月11日(水)〜11月22日(日)
*トミモとあきな初の上製本写真集『mamono』(PlaceM出版)100部限定で販売(トミモと在廊時のみ)
会 場:72Garelly / T.I.P.
時 間:12:00~19:00
休 廊:月・火曜日
料 金:無料

※アーティストやその他詳細、最新情報はこちらからご確認いただけます。

 

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