7月3日よりスタート!特別展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が兵庫県立美術館にて開催

 ©Photograph Yoshihiko Ueda

はじまり おわり すすみ もどる 心と象のつくるとつづく
beginning, ending, enhancing, returning, mind and shape, circle of creation goes on...
 

デザイナーの皆川明氏(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、 長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、 オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。

1995年にミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げ、ファッションからスタートした活動は、「せめて100年つづくブランドに」という思いを元に、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張。2020年には25周年を迎えました。

展示名として冠された「つづく」という言葉は、ブランドのたゆまぬ歩みを表すだけではなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。

本展覧会では、多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示し、これまでにない規模で、ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考を紹介します。

会場構成を建築家の田根剛氏が、グラフィック・デザインをアートディレクターの葛西薫氏が担当し、皆川氏やミナ ペルホネンの独自の理念と世界観をより魅力的に体現。
現代美術家である藤井光氏がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品を含め、みどころ満載です。

創作の裏側にあるもの、ミナ ペルホネンが生み出すプロダクトとそれらを愛用する人との豊かな関係性までもが浮かび上がる展覧会を是非ご覧ください。

[参考図版]本展東京会場「実」セクション 撮影:吉次史成“tambourine” 2005-06→AW[参考図版]本展東京会場「森」セクション 撮影:吉次史成“sky flower” 2012-13→AW 原画 photo:Yurie Nagashima“one day” 原画 2018-19→AW photo:sono (bean)[参考図版]本展東京会場「種」セクション 撮影:吉次史成「高揚」朝日新聞・日曜に想う 2016 年 8 月 28 日掲載 挿画[参考図版]本展東京会場「土」セクション 撮影:吉次史成[参考図版]本展東京会場風景 撮影:吉次史成photo:Mitsuo Okamoto“metsä” 2012→SS photo:Yasutomo Ebisu“pur” 2018-19→AW photo:Mitsuo Okamoto“forest parade” 2012→SS photo:L.A.TOMARIphoto:Ryo Ichii (nomadica)photo:Mitsuo Okamoto“ballade” 2007-08→AW photo:Yoshiharu Koizumi“pot-au-feu” 2015-16→AW photo:Yasutomo Ebisu“symphony “ 2019-20→AW photo: sono (bean)“tambourine” 2017→SS photo:Shoji Onuma
「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」フォトギャラリー

 

■開催概要
会 期:2020年7月3日(金)~11月8日(日)
会 場:兵庫県立美術館 企画展示室
時 間:10:00~18:00
*日時指定による事前予約制
*金・土曜日は20:00まで
*入場は閉館の 30 分前まで
休 館:月曜日
*ただし8月10日、9月21日は開館、8月11日、9月23日は休館
料 金:日時指定による事前予約制のため、入場時間や購入方法等の詳細はこちらをご覧ください。

※新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、今後会期等が変更となる可能性がございます。事前に最新情報や来館の際の感染予防対策をご確認の上、観覧をお楽しみください。

 

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