この夏、子供と一緒に行きたい美術館(東京編)

この夏、子供と一緒に行きたい美術館(東京編)

夏休みが始まりました!

夏休みといえば、保護者にとっては辛い時期

子供を遊ばせなきゃいけない、でも暑い、家に置いておいたらゲームばっかりになっちゃうけど、かといって公園もプールもキッツイ。。。

そんな時こそ、博物館や美術館はオススメです。

今回は子連れアート観賞歴12年の私が今年の夏休みに行ってみたい美術館、博物館を勝手におススメさせていただきます。その前に・・・


1.子連れで美術館に行く前に不安を消しましょう


子供を連れて美術館なんて絶対無理と思う親御さんがこの12年全然減らないことは私にとって驚愕的な事実です。でもそれは行ったことがないからだと思うんですよね。そこで僭越(せんえつ)ながら私からコツを伝授させて頂きたいと思います。

今からあげる4つの条件うち3つを満たすと、うまく行きます



その1子供の友達を誘わない

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夏休みだから子供の友達を誘って…と考える人は多いと思います。
でも子供の数が増えるということは、それだけアクシデントの可能性も増えるということです。

もし「展覧会に行ってみよう!」という目的が第一なら、まずはご家族だけの訪問をおススメします。もしそのファーストステップで楽しい時間を過ごせたら、今度はお友達を誘ってみましょう。


その2 駅から近い美術館を選ぶ

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今年は本当に暑いようですね。。暑さを耐えて何分も歩いて疲れ果て、いざ会場についたら疲れて動けなかったらなんの意味もありません。移動に徒歩が加わる際は、天候、気温を見て行き先を決めましょう。あとは無理をせずバスやタクシーを活用しましょう。アクセス方法は公式ウェブサイトに記載されているのでぜひ事前にチェックを


その3 上着持参

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猛暑の中展覧会に行っても、会場内は激寒ということが多いです。子供は気温の変化に敏感で、体温調整ができないと不機嫌になったり体調を崩したりします。寒暖差に対応できるよう上着は必ず持参しましょう。

あと鑑賞が終わったあと、美術館を出るときに「お疲れちゃん!」の飴ちゃんとかあるといいですね。


その4 全部見られなくても気にしない&その後のお楽しみが大事


想像してみてください。自分が子供の時、展覧会に連れて行かれて、そこにある作品を全部理解できましたか?できなかったことのほうが多いですよね。無理して全部見る必要なんてありません。楽しむことが最優先。

そしてその後のお楽しみも忘れずに。気に入った作品の絵葉書、シールを買うもよし。ミュージアムのカフェでケーキを食べるのもよし。終わった後の笑顔を最優先で行きましょう。

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2.この夏、親子で行きたい美術館展覧会(東京編)


ではいよいよ本題へ。
親子鑑賞歴12年の私が今年の夏、親子で見たいな!と思う展覧会、美術館はこちらです。

■「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」
会場:NTT
インターコミュニケーション・センター

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NTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)で開催のオープン・スペース 2018 イン・トランジションテクノロジーをわかりやすく体感できる展示がいっぱい。初台駅から直結なので暑さも気になりません。

ICC キッズ・プログラム 2018「さわるのふしぎ、ふれるのみらい」もぜひみたいですね。こちらは毎年行われている子供向けプログラムなのでお子様連れでも大丈夫。

ちなみに
ICCモールが隣接しているので終わった後にランチするのも楽しいです。


■「街の中の岡本太郎 パブリックアートの世界」
会場:川崎市岡本太郎美術館

岡本太郎美術館 By 江戸村のとくぞう (Edomura no Tokuzo) [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons

岡本太郎美術館
By 江戸村のとくぞう (Edomura no Tokuzo) [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons


川崎市岡本太郎美術館は生田緑地の中にあるので駅近ではありません。なので天候の確認は必須ですが、きちんと確認ができていれば最高に楽しい体験になります。

岡本太郎さんのように自由な表現を体感すると、夏休みの工作や絵の宿題にすごく役立ちそうですね。

こちらの隣接のカフェもとても美味しいです。

展覧会の詳細を確認する


■企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」
会場:21_21 DESIGN SIGHT 

21 21 DESIGN SIGHT 作者 Wiiii [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズより

21 21 DESIGN SIGHT
作者 Wiiii [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズより


六本木駅直結の美術館のうちの一つ。こちらもデザインがメインの美術館なので直感的に楽しめると思います。安藤忠雄建築を体感できるのも魅力。グッズも可愛いものが沢山あるのが大人にもうれしいところ。鑑賞を楽しんだ後は公園で遊びましょう

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■おやこでアートファミリーアワー
会場:森美術館

森美術館 作者 Wei-Te Wong from Taipei City, Taiwan, Republic of China (森美術館) [CC BY-SA 2.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

森美術館
作者 Wei-Te Wong from Taipei City, Taiwan, Republic of China (森美術館) [CC BY-SA 2.0], ウィキメディア・コモンズ経由で


こちらも六本木駅直結。暑さも気になりません。

おやこでアートファミリーアワー0歳から6歳のお子さんと一緒に開館前の美術館を楽しめるイベントです。個人的には「最初の親子鑑賞」の理想形だと思います。開催日時参加申込期間が設定されていますのでどうぞお早めにお申し込みください。

今回の対象展覧会は「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」なので、男の子は絶対に楽しいと思います!

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■ポリスミュージアム「警察博物館」

警察博物館 By 江戸村のとくぞう [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons

警察博物館
By 江戸村のとくぞう [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons

京橋駅近くにある警察博物館です。開館時間短めですが、無料な上、なんと子供用の警察官の衣装もあります!

警察のお仕事がわかりやすく展示されているので自由研究にも役立ちそうです。



3.酷暑の時こそ、親子で美術館に行こう


熱中症の心配がないトイレは清潔レストランが隣接、そして滞在時間自由楽しみ方自由!なのが美術館です。子供連れでどこへ行こうか。。と悩んでいる保護者の方には親子で楽しめる展覧会に足を運んで頂きたいと思います。

全部見なくてもいいんです全部理解しなくてもいいんです。お守りいただきたい事は「笑顔で帰れるように細心の周囲を払いましょう」。笑顔で帰ったその日はきっと忘れられない思い出になります。子供にとっても、連れていった大人にとっても

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