「美少女の美術史」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部

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「美少女の美術史」のギャラリートーク

スピーカー

川西由里

会場

島根県立石見美術館

会期

2014年12月13日~2015年2月16日

展示について

「美少女」は、美術、漫画、アニメ、映画、文学、芸能など様々な分野に登場する、現代日本文化における特徴的なモチーフです。「少女」という概念が一般に定着したのは、近代的な学校制度の整備により女学生という身分が生まれ、また出版文化の発達によって少女雑誌文化が花開いた 20 世紀初頭とされています。しかしこれ以前にも「少女」にあたる若い女性は美術に表現されていました。本展覧会は、「美人図」が盛んに制作された江戸時代から、「少女」が誕生した近代を経て、「美少女」が日々メディアをにぎわす現代にいたるまでの様々な少女のイメージを探索し、私たち日本人が少女という存在に何を求めてきたかを振り返るものです。出品作品は江戸の花ともいうべき浮世絵から、近代に隆盛した美人画、少女たちの心をとらえた叙情画、さらには戦後文化を象徴する漫画やアニメ、フィギュアといったキャラクター文化、そして現代社会における少女イメージを表したアート作品まで、多岐にわたるラインナップとなっています。  本展覧会は、様々なジャンルを横断し、科学や文学、サブカルチャーと美術との関係を問うた「ロボットと美術 ——機械×身体のビジュアルイメージ——」展(2010 年)を開催した3つの美術館の学芸員が再び結集し、同様のコンセプトで企画したものです。公立美術館の連携における新しい形を提示することも目指しています。

アーティストについて

01:54 Mr. 《Goin To A Go-go !!》 03:43 タカノ綾 Aya Takano 《精霊船にのって》 05:34 榎本千花俊 Chikatoshi Enomoto 《池畔春興》 06:56 ob 《こんどうまれてくるときは》 08:04 橋本明治 Meiji Hashimoto 《扇面古写経 模写(十二)》 09:53 松本かつぢ Katsuji Matsumoto 『少女の友』カット 14:01 鈴木春信 Harunobu Suzuki 《見立孟宗》 15:59 谷口真人 Makoto Taniguchi 《Untitled》 17:39 永島信也 Shinya Nagashima 《KING & QUEEN》 19:37 塚原重義 Tsukahara Shigeyoshi アニメーション《女生徒》 22:31 唐仁原希 Nozomi Tojimbara 《秘密は話さないほうがいい。》

スピーカーについて

川西由里 (かわにし・ゆり) 島根県立石見美術館主任学芸員。2000年より同館建設室に着任し、2005年10月の開館より島根県立石見美術館に勤務。 過去に企画した展覧会に、「森鴎外と美術」(2006年)、「モダンガールズあらわる。 昭和初期の美人画展」(2008年)、「大下藤次郎の水彩画」(2008年)、「ロボットと美術——機械×身体のビジュアルイメージ——」(2010年)、「和歌と美術絵のよろこび」(2013年)など。