「still moving」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部

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「still moving」のギャラリートーク

スピーカー

藤田瑞穂

会場

元崇仁小学校会場、他

会期

2015年3月7日~5月10日

展示について

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭 特別連携プログラム/京芸Transmit Program #6 (京都市立芸術大学移転プレ事業) still moving 10 年以内の近い将来、京都市立芸術大学が、京都駅にほど近い「崇仁(すうじん)地域」に移転する計画が進んでいます。この地域は、京都駅から徒歩数分という好立地に加え、地域内に流れる高瀬川と鴨川、東山を望む素晴らしい眺望という豊かな自然景観に恵まれています。また、地域の歴史を示す資料館や小学校、史蹟などの地域資源が多く残る場所である一方で、人口減少や高齢化の急速な進行に伴う危機的状況の中、地域活力の再生の必要に迫られています。そういった背景から、京都市立芸術大学の移転は、新しい「まちづくり」の核としても重要な役割を担っているのです。 本展は、京都市立芸術大学の「移動」を契機として、国内外のアーティストが集い、この地域に入っていく「第一歩」となります。多面的に社会が国際化し、個々の文化への意識はますます高まりを見せる中で、日常の様々な場面で越境・移動を実感せざるを得ない現代。優れた伝統を継承しながら常に新しい芸術文化を生み育んできた京都で、国際的な芸術文化都市とは何か、また 大学と地域のあり方を探る本展を通して、まちの再生を余儀なくされているこの「崇仁地域」に何が起こるのか、リアルタイムで感じることになるはずです。ぜひ皆さんの目で見届けてください。 PARASOPHIA / Special plan exhibition of the 6th anniversary of the Kyoto City University of Arts Art gallery @KCUA still moving Within the next 10 years, Kyoto City University of Arts is planning to move to the Suujin Area, mere minutes from Kyoto station. The area is blessed with the abundant natural scenery of Takasegawa and Kamogawa rivers and a wonderful view of Higashiyama. On one hand it’ s a place with many remaining resources, such as a reference library with historical information of the area, a historic primary school and other local landmarks. The area also bears the burden of issues such as the critical situation behind the rapid advance of depopulation, an aging society and the approaching need for community revitalization, however. Under these circumstances, KCUA’ s move creates an important nucleus of community creation. Bringing together national and international artists, this exhibition seizes on the opportunity of being the ‘first step’ in the area for Kyoto City University of Art. We are seeing the internationalization of a multifaceted society where we can’ t help crossing borders in our daily lives; we’ re seeing an increase in the awareness of separate culture. In Kyoto, one can find both the succession of great tradition as well as the cultivation of art culture. Through this exhibition we hope to raise questions regarding this city of international art culture and the new university area. We desire to find out what is happening in Suujin, why it is being forced into community rehabilitation and give everyone a real-time experience doing so. Come and see it all for yourself.

アーティストについて

04:54 石原友明崇仁ゼミ | KCUA Tomoaki ISHIHARA Suujin Lab. 石原は1959 年大阪生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。同大学美術学部油画教授。キャンバスにセルフポートレートを焼きつけた一連の作品で注目を集め、1988 年のヴェネツィアビエンナーレ・アペルトに出品。点字を用いたドローイングや写真作品、革の彫刻、コレクターが作品を組み立てる「キット」シリーズなど、美術の枠や制度に挑戦するようなシリーズを展開。2014 年から自身が担当する京都市立芸術大学美術研究科のゼミの授業の一部を元・崇仁小学校で実施しており、本展ではそのゼミ内で行われているダ・ヴィンチのスケッチを元にしたデッサン箱を使った写生によって描かれた崇仁地域の現在の風景を展示する。 08:38 田中和人+増本泰斗 | Kazuhito TANAKA + Yasuto MASUMOTO 田中は1973 年埼玉生まれ、School of Visual Arts(NY)卒業。写真による抽象表現を探求し、国内外で作品を発表している。2011 年「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD」受賞。また、「ア ブストラと12 人の芸術家」(京都、2012)など、展覧会の企画も手がける。増本は1981 年広島生まれ、京都在住。Grêmio Recreativo Escola de Política とThe Academy of Alter-globalization を主宰するほか、美術批評家の杉田敦との共同企画Picnic を行なっている。本展覧会では、田中と増本が、崇仁地域の飲食店を回り、食べ物と飲み物との接触を通じて生まれる経験を多数のキャ ンバスに描く、オープンアトリエプロジェクトを発表する。 http://kazuhitotanaka-yasutomasumoto.tumblr.com/ 10:19 久門剛史 | Tsuyoshi HISAKADO 1981 年京都生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。様々な現象を採取し、音や光、立体を用いて個々の記憶や物語と再会させる劇場空間を制作している。近年の主な展覧会 に、「Quantize」(オオタファインアーツ、2014)、「現代における信仰とは?『私の神さま|あなたの神さま』」(成安造形大学・三井寺・ホテルアンテルーム、2014)、「Exchange - 種を植える-」(国際芸術センター青森、2013)、「SHISEIDO artegg 久門剛史展」(資生堂ギャラリー、2013)など。2002 年よりアーティストグループSHINCHIKA にサウンド担当として参加。 12:37 髙橋悟 | Satoru TAKAHASHI 1958 年京都生まれ、京都市立芸術大学美術学部卒業、イェール大学大学院美術専攻修了後、カーネギーメロン大学助教授、ミシガン大学准教授を経て2008 年より京都市立芸術大学美術学部構想設計専攻教授。「生存の技法(私たちが生きてゆく為の創造的な技術)」という視点から身体・知覚・言語の関係を再配置し、医療・生命・環境や制度を包括する芸術の研究・制作のプロジェクトを内外の研究機関とともに展開。また従来の美術教育の枠組みを超えた、新たな芸術教育のありかたについての模索と実践を行う。また、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 参加作家として京都市美術館で《装飾と犯罪:Sense/Common》を展示する。 14:33 RAD - Research for Architectural Domain 「建築の居場所(Architectural Domain)」を探るインディペンデントなリサーチ・プロジェクト。実践的に状況に介入する「パフォーマティブ・リサーチ」を行い、その際に起こる反応をアー カイブすることで多様な人々が都市へ関わる回路を探る。今回は元・崇仁小学校内に「SUUJIN MAINTENANCE CLUB」を立ち上げ、建築家、アーティスト、来場者らとの協働による都市空間 への「メンテナンス」をアーカイブすることによって、都市に関わるための 様々な術=アートを浮かび上がらせる。 16:39 井上明彦+ 二瓶晃 | Akihiko INOUE + Akira NIHEI 井上は1955 年大阪生まれ、京都大学大学院博士課程中退。京都市立芸術大学美術学部教授(造形計画)。近年の主な展覧会に「反重力」(豊田市美術館、2013)、「Trouble in Paradise / 生存のエシックス」(京都国立近代美術館、2010)など。二瓶は1972 年千葉生まれ。京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程メディア・アート研究領域修了。大学在学中より舞台美術家として活動ののち映像、音響、照明などで構成されたインタラクティヴなインスタレーションを手がける。本展では、奈良で開催した「na ra―水と地のあいだ」展に続き崇仁地域周辺のフィールドワークや地域資料、地形学的次元での研究を重ねながら崇仁の姿を再描写するプロジェクト"Tracing Suujin" を行う。 19:27 かげうつし展実行委員会 | KAGEUTSUSHI 2012 年に京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA で開催した展覧会「かげうつし̶̶写映・遷移・伝染̶̶」では、〈うつし〉という豊かな多義性を備えた言葉を導き手に映像のもつ架橋的な在り方を多様に提示。その第2 回となる本展では「Here-After」というタイトルの元、時間的な〈うつし〉に着目し、過去を記念・記録・記憶することの可能性/不可能性について考察する。(企画:林田新、出展作家:小田原のどか、髙橋耕平、水木塁)。 20:54 髙橋悟 | Satoru TAKAHASHI 1958 年京都生まれ、京都市立芸術大学美術学部卒業、イェール大学大学院美術専攻修了後、カーネギーメロン大学助教授、ミシガン大学准教授を経て2008 年より京都市立芸術大学美術学部構想設計専攻教授。「生存の技法(私たちが生きてゆく為の創造的な技術)」という視点から身体・知覚・言語の関係を再配置し、医療・生命・環境や制度を包括する芸術の研究・制作のプロジェクトを内外の研究機関とともに展開。また従来の美術教育の枠組みを超えた、新たな芸術教育のありかたについての模索と実践を行う。また、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 参加作家として京都市美術館で《装飾と犯罪:Sense/Common》を展示する。 21:23 谷中佑輔 | Yusuke TANINAKA 1988 年大阪生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。京都市内HAPS スタジオを拠点に、石、岩肌の写真、木、粘土といった多様な素材を使用した作品や、石彫の穿孔に青果をいくつも埋め込んだ作品など大規模でパフォーマティブな彫刻作品を発表している。アートアワードトーキョー丸の内2014(行幸地下ギャラリー、2014)グランプリ受賞。 21:57 ヘフナー/ ザックス | Hoefner/Sachs 1970 年生まれのフランツ・ヘフナーと1974 年生まれのハリー・ザックスによる、ベルリンを拠点に活動するユニット。都市環境下の建築と居住の問題を過激なユーモアを盛り込んだ美術的手 法を使い、プロジェクト、パフォーマンスとして作品化しており、単なるシェルターとしての「住宅」と長く生活する空間としての「住居」との建築的境界線を問いかける。今回の展覧会では、 京都での滞在と都市調査に基づくプロジェクトを発表。PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015参加作家。 24:29 杉山雅之 | Masayuki SUGIYAMA 1960 年京都生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。公共空間に巨大な鉄の彫刻を配置するインスタレーションを手がけ、公共空間における観客とコミュニケーションの意味を再考する作品を制作している。近年の主な展覧会に「Sculpture by the sea Cottesloe 2014」(オーストラリア、2014)、「犬と歩行視」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2013)、「歩行視と円筒形」(あさご芸術の森美術館、2013)など。Temporary Foundation のプロジェクトチームに参加している。

スピーカーについて

藤田 瑞穂(ふじた・みずほ) 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 学芸員。大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程修了。京都芸術センター アート・コーディネーターなどを経て 2014年より現職。主な展覧会企画に『ゆらめきとけゆく-児玉靖枝×中西哲治展』(京都芸術センター,2012),柴川敏之×てんとうむしプロジェクト『2000 年後の小学校|LANET SCHOOL』(京都芸術センター,2013),『re:framing-表情の空間』(京都芸術センター,2013),『dreamscape-うたかたの扉』(京都芸術センター,2013)など。2012年~13年KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 展覧会・公演制作。 Mizuho FUJITA works at Kyoto City University of Arts as a curator of ART GALLERY @KCUA, who received her Ph.D. from Osaka University. She coordinated some exhibitions and performances at KYOTO ART CENTER and KYOTO EXPERIMENT.