カメラを持って桜旅行!桜を追いかけて写真を愉しんでみませんか?

小島三幸

小島三幸

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「えっ今桜!?」そんな声が聞こえてきそうです。確かに今年2018年の桜の開花は早いですね。でも東北・北海道地方はこれからがシーズンです。まだまだ桜を楽しむことができます。桜を追いかけて、写真を撮りましょう!そこで桜を撮るポイントや桜を題材にした写真をご紹介します。

今どこの桜が見どころ?

©小島三幸 Miyuki Ojima
© Miyuki Ojima

今年の開花は、例年より1週間~10日間ぐらい早かったでしょうか。東京ではお天気もよく、お花見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか?まだまだ見足りない、見逃してしまったっという方、まだまだ見足りないという方、ご安心ください。北東北・北海道地方はこれからがシーズン。カメラを持って桜旅行はいかがでしょうか?

桜の種類によって咲く時期も違います。
東京のソメイヨシノはすっかり葉桜となってしまいしたが、八重桜(牡丹桜)はまだまだ綺麗に咲いています。様々な桜を撮り押さえましょう。

「2018年桜の開花・満開予想(第10回)を発表」(2018年4月8日アクセス)

 

ポイントをつかんで、キレイに桜を撮ろう!

©小島三幸 Miyuki Ojima
©小島三幸 Miyuki Ojima

桜を上手く撮りたいと思って撮っても、なかなか思った通りに撮れなかったということはありませんか?ちょっとした工夫で、見栄えが変わってきますよ。
そんなポイント、コツをお伝えいたします。

①背景を決めて撮りましょう。
背景に困ったら、青空がお薦めです。背景が青空ですと、桜やお花がキレイに見えます。また、ゴチャゴチャしていなく、すっきりと気持ちよく見える効果もあります。

②順光と逆光を撮り比べて楽しみましょう。
順光というのは、被写体の正面から入る光です。太陽などの光を背にして撮影することです。
順光で撮影すると、お花の色や緑などの色をダイレクトに写し出してくれます。自然でとても鮮やかになります。

逆光というのは、順光の逆で、被写体の背面から入る光です。太陽などの光を正面に受けて撮影することです。
逆光で撮影すると、薄い花びらや葉っぱなどを撮ると透け感ができ、お花の雰囲気がまた明るくなり、印象が変わってきます。

③夜桜も美しく
夜桜も撮りたいですよね。日中と違って光が少ないために、手振れが起き、画像がブレてしまいます。ストロボを焚いてしまうと、しらけたような写真になってしまったりしてしまいますよね。
三脚や平な場所にカメラをセッティングして、長時間露光(カメラのシャッターが開いている時間が長くなるよう、シャッタースピードを遅く調整します)で手を触れずに撮影してくださいね。

©小島三幸 Miyuki Ojima
© Miyuki Ojima


④桜をアップで撮るには?
もっと桜をアップで撮りたいって時はありませんか?そのような時は、接写モード(マクロモード)を使いましょう。
カメラについているチューリップのお花マークが接写モードの目印。そのお花マークに設定して接写すると、撮りたい桜にピントがあい、周囲が綺麗にぼけます。お花の美しさが際立ちますよ。立体的に見える効果もあります。

©小島三幸 Miyuki Ojima
©Miyuki Ojima

アートな桜も愉しもう!

数々の写真家も桜を撮っています。見比べると「同じ桜でも、こんなに違うのか!」と、その表現に驚くはず。写真集も出ていますので、見て、感性を磨いてみませんか?

アートに昇華した桜に関する写真集をいくつか紹介いたします。
まずおすすめしたいのが鈴木理策(1963~)による写真集「SAKURA」。和歌山出身の写真家である鈴木は、風景の細部まで情報量多く撮影できる大型カメラを使用して、故郷にある聖地熊野をはじめとする自然の姿を撮影しています。

「SAKURA」のページをめくると、あえてピントをぼかしたり、必ずしも桜の姿をくっきりととらえていない写真もあるのに、眼の前に桜があるような、臨場感があり、手に取れそうで取れない、そんな不思議な感覚すら覚えます。印象派の絵画のように色彩にあふれ光を感じる独特なタッチはまさに眼福です。

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次におすすめするのは、竹内敏(1943~)の「桜―竹内敏信写真集」、「山桜―竹内敏信写真集」、「桜暦―竹内敏信写真集」。
日本の風土に根ざした自然。竹内はそんな日本人の原風景が持つ美しさをカメラで収めてきました。
今回挙げた三冊にも、まさに「The日本の美!」と言いたくなる桜の姿が収められています。
立派に咲き誇る桜。時間帯によって表情を変える桜。景色とのコントラスト。
その時々の感情を込め、自然の事物を切り取った写真集には、単なる風景写真を超え、見る人の心をとらえる力があります。

桜を楽しめる期間はあっという間ですが、だからこそ「今」を撮る愉しみがあります。今回ご紹介した撮影のヒントは桜に限らず使えるものですが、足早に初夏に移りゆくこの季節、桜の姿を追いかけて、まずは今年の桜をあなたのカメラで押さえてみてはいかがでしょうか。

 

小島三幸

東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。パリにてデッサン・デザイン留学。日本写真協会会員(東京写真月間運営メンバー)。瀬戸正人氏に師事し、写真家としても個展を開くなど活動中。海外と日本の写真家、芸術家をつなぐ架け橋になるようなこともしたい。慈善活動にも力を入れていて、一般社団法人アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル ジャポン会員でもある。人生を愉しく、美しくをモットーに、日々を過ごしている。