向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016 フォトレポート

芝田江梨

芝田江梨

向井山朋子・演出「HOME」 パフォーマンス

ピアニストかつ美術家としてジャンルを縦横にこえて活躍する向井山朋子さんの作品『Home』。会場となる岩槻の古い家屋に一歩入ると、向井山さんが手がけるインスタレーションと、かつてそこで営まれていた暮らしの痕跡とが相まって、異空間が広がります。映像、写真、美術の中に実際佇む、世界的ダンサー湯浅永麻の存在の生々しさに思わずどきり。

「Home」。この言葉からあなたは何を連想しますか?安心できて守ってくれる場所?時には喜びや悲しみ、憎しみや秘密を隠す場所、自由を奪って閉じ込める場所ですらあるかもしれません。普遍的でありながら、時代時代で少しずつ意味、イメージを変えていく「Home」をテーマとするこの作品は、家、家庭、家族・・・それらの様々姿をみる人に問いかけます。

他人の暮らしを覗いているような、背徳感すら覚えさせる空間の中で、圧倒的な存在感を放つ湯浅さんのパフォーマンスは圧巻の一言。インスタレーションもお勧めですが、パフォーマンスも是非ご覧ください。

 

向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016

 

パフォーマンス

◯会期中の毎週土曜日、湯浅永麻による上演(1日2回公演)を行います。
日  程:10月22日/11月5日、12日、19日、26日/12月3日、10日(※10月15日、10月29日の上演はお休みします)
会  場:K邸(さいたま市岩槻区本町1-4-4)
上演時間:①15:00~15:40 ②18:00~18:40       入場料:無料/自由席       要定  員:20名 (予約はオフィシャルサイトより)

インスタレーション

◯映像、写真、美術、そして、ダンサー・湯浅永麻の身体が織りなすインスタレーション作品。
期 間:9月24日(土)〜12月11日(日) 開館時間:15:00~19:00  
休館日:毎週火・水曜日、10月10日(月祝)~10月16日(日)、10月29日(土)~11月2日(水)*土曜日は上演のみ、インスタレーションはご覧になれません。
会  場:K邸(さいたま市岩槻区本町1-4-4)

オフィシャルサイト:https://saitamatriennale.jp/event/1411


向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016 フォトレポート

 

芝田江梨

大阪市立大学大学院文学研究科言語文化学専攻表現文化学専修後期博士課程修了。文学博士。一般社団法人WORLD ART DIALOGUE理事。都市文化研究センター研究員を経て、公益財団法人京都市芸術文化協会にて京都芸術センターアート・コーディネーターとして勤務(2015年~2017年)。主にコンテンポラリーダンスや伝統芸能プログラム等の公演事業の企画、制作を担当するとともに、アーティスト・イン・レジデンスプログラムにてパフォーミングアートのみならずビジュアルアートの企画についてもコーディネートする。京都芸術センターで開催されるKYOTO EXPERIMENTの公演制作、京都国際ダンスワークショップフェスティバル運営も携わる。