現代美術の祖 マルセル・デュシャン 《泉》 100周年 キックオフ・イベント「#Fountain 100 リチャード・マット事件」

ARTLOGUE 編集部

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アルフレッド・スティーグリッツ撮影《泉》 (マルセル・デュシャンによるレディメイド)1917/ 『ザ・ブラインド・マン』第2号 (1917年5月)所収
アルフレッド・スティーグリッツ撮影《泉》(マルセル・デュシャンによるレディメイド)1917/『ザ・ブラインド・マン』第2号(1917年5月)所収

2日間限定、トイレに何かが!
合言葉を言うと・・・。

 

1917年4月9日、いまからちょうど100年前のこの日、アメリカ、ニューヨークでは第一回の独立美術家協会展(いわゆるアンデパンダン展)の際、いわゆる「リチャード・マット事件」が起こります。29歳の若き芸術家、マルセル・デュシャン(1887-1968)がR. Mutt (リチャード・マット)という偽名を使って男性用小便器を「作品」として出品し、展示を拒否されたのです。当時の便器自体は失われたものの、《泉》はレディメイドの代表作として20世紀美術に最も影響を与えた作品として名を残しています。

来たる2017年4月9日(日)、この《泉》の展示拒否から100年を迎えるにあたり、フィラデルフィア美術館を始め、《泉》を含むレディメイド作品を所有するあるいはデュシャンに関連する作品を持つ世界中の美術館が無料観覧日にするなど、それぞれの館内のトイレにおいてさまざまな祝賀イベントを開催します。
《泉》(1917/1964)を所蔵する京都国立近代美術館でも、4月19日(水)から始まる「キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917-2017」のキックオフ・イベントとして、2日間限定で館内トイレにて特別な仕掛けをご用意いたします。

 

キュレトリアル・スタディズ12: 泉/Fountain 1917-2017
 キックオフ・イベント「#Fountain 100 リチャード・マット事件」

日 時:2017年4月8日(土)~9日(日) 開館時間中
会 場:京都国立近代美術館
参加美術館:
京都国立近代美術館、フィラデルフィア美術館、ニューヨーク近代美術館、サーペンタイン・ギャラリー、テート・モダン、アムステルダム市立美術館、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ポンピドゥー・センター、ストックホルム近代美術館、シュテーデル美術館、北京ユーリン現代美術センター、バーゼル市立美術館、レンバッハハウス美術館
URL:http://www.momak.go.jp/Japanese/collectionGalleryArchive/2017/specialTheme2017curatorial12_koe.html

 

キュレトリアル・スタディズ12: 泉/Fountain 1917-2017

1917年にマルセル・デュシャンによって「制作」されたレディメイド作品《泉》は、20世紀美術にもっとも影響を与えた作品として知られています。また1960年代のコンセプチュアル・アート以降、デュシャンの《泉》を解釈・解読すること自体が創作行為にもなっています。2017年4月に《泉》が100周年を迎えるにあたって企画されたこのプログラムでは、当館の所蔵作品だけでなく現代の美術家によるデュシャン解読の作例を加え、各回展示替えをしながら本作品の再制作版(1964)を1年間展示するとともに、さまざまなゲストを迎えて《泉》およびデュシャンをめぐるレクチャーシリーズを開催します。

会 期:2017年4月19日(水)~2018年3月11日(日) 
会 場:京都国立近代美術館 4階コレクション・ギャラリー
開館時間: 午前9時30分―午後5時(入館は閉館の30分前まで)
★夜間開館=4月1日より毎週金曜日と土曜日は午後8時まで開館
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、6月13日、8月8日
観覧料:一般430(220)円、大学生130(70)円  ※( )内は20名以上の団体料金
※高校生、18歳未満、65歳以上、心身に障がいのある方と付添人1名は無料(要証明)
主  催:京都国立近代美術館
企  画:平芳幸浩(京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授)、牧口千夏(当館主任研究員)
URL:http://www.momak.go.jp/Japanese/collectionGalleryArchive/2017/specialTheme2017curatorial12.html

【第1期】
2017年4月19日(水)~6月11日(日) 
「マルセル・デュシャン29歳、便器を展覧会に出品する」 
キュレーション: 平芳幸浩
ギャラリートーク: 5月20日(土)午後2時から
           
【第2期】
2017年6月13日(水)~8月6日(日) 
「He CHOSE it.」  キュレーション: 藤本由紀夫
レクチャー: 6月23日(金) 午後6時から

【第3期】 2017年8月9日(水)~10月22日(日)  
「誰が《泉》を捨てたのか」 キュレーション・講師: 河本信治
レクチャー:9月2日(土) 午後6時から 

講師等調整中、後日発表予定
【第4期】 2017年10月25日(水)~12月24日(日)
【第5期】 2018年1月5日(金)~3月11日(日)