ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2018.07.29
写真
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概要
2001年1月、新宿2丁目の雑居ビルの4階に「photographers’ gallery」と名前をつけて小さな部屋を借りた。かつて、この新宿2丁目には森山大道さん達が作った「camp」という写真のギャラリーがあった。そのことを意識したわけではないが、不動産屋を探しているうちにこの場所にたどり着いた。結局、安くて便利な場所は、歓楽街の雑居ビルの奥にあるということだろう。
photographers’ galleryのメンバーは多彩だ。20~50代まで、年齢もキャリアーも写真もバラバラである。メンバーの入れ替わりもある。自主運営ギャラリーといえばロマンチックにも響くが、毎日こまごまとした実務の連続である。自作の展示の他に、企画展、レクチャー、シンポジウムの開催、機関誌や写真集の発行、ホームページでの情報、エッセイ、批評などの発信、さらに移動pgと称して全国各地、海外での展覧会も行っている。当然、写真を撮る時間も削られるが、しかし、写真を撮っていくということは、同時に写真を撮っているだけでは済まなくなるということでもある。撮影もプリントもギャラリー運営作業もリアリティーは同じである。
写真家自身によるこうした活動の歴史は以外にも古い。20世紀初頭のスティーグリッツによる「ギャラリー291」や『カメラワークス』、戦前の野島康三らによる『光画』、戦後では東松照明、奈良原一高、細江英公らによる「VIVO」、中平卓馬、高梨豊、森山大道らによる「PROVOKE」などがすぐにあがる。比較するのもおこがましいが、現代の私達の活動もどこかでそれらに連なっているはずである。
写真というメディアが、ますます個人的な玩具としてナルシス達を大量に生みだす時代にあって、photographers’ galleryは単なる写真ギャラリーではない。写真家がさまざまな活動や人との出会いを通して獲得したリアリティーを深め、さらに交感してゆくための「メディア」なのである。
photographers’ galleryのメンバーは多彩だ。20~50代まで、年齢もキャリアーも写真もバラバラである。メンバーの入れ替わりもある。自主運営ギャラリーといえばロマンチックにも響くが、毎日こまごまとした実務の連続である。自作の展示の他に、企画展、レクチャー、シンポジウムの開催、機関誌や写真集の発行、ホームページでの情報、エッセイ、批評などの発信、さらに移動pgと称して全国各地、海外での展覧会も行っている。当然、写真を撮る時間も削られるが、しかし、写真を撮っていくということは、同時に写真を撮っているだけでは済まなくなるということでもある。撮影もプリントもギャラリー運営作業もリアリティーは同じである。
写真家自身によるこうした活動の歴史は以外にも古い。20世紀初頭のスティーグリッツによる「ギャラリー291」や『カメラワークス』、戦前の野島康三らによる『光画』、戦後では東松照明、奈良原一高、細江英公らによる「VIVO」、中平卓馬、高梨豊、森山大道らによる「PROVOKE」などがすぐにあがる。比較するのもおこがましいが、現代の私達の活動もどこかでそれらに連なっているはずである。
写真というメディアが、ますます個人的な玩具としてナルシス達を大量に生みだす時代にあって、photographers’ galleryは単なる写真ギャラリーではない。写真家がさまざまな活動や人との出会いを通して獲得したリアリティーを深め、さらに交感してゆくための「メディア」なのである。
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