ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2018.07.29
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概要
歴史資料館が並ぶ多摩丘陵に、株式会社ナックの創業者である実業家 西山由之が所有する美術品を展示するために、個人美術館「西山美術館」が、平成18年5月5日にオープンしました。本美術館はモーリス・ユトリロの絵画およびオーギュスト・ロダンの彫刻等を展示する美術館です。 ユトリロ館は、ユトリロ著作権継承者のジャン・ファブリス氏がフランスから来日され、直々に日本におけるユトリロ美術館として認定されました。ユトリロの代表作が数多く生まれた“白の時代”19点をはじめ、“色彩の時代”“モンマニーの時代”などの油絵やリトグラフ、写真、素描、珍しい壷絵など82点を収蔵。常時50〜60点を展示。特にユトリロがアルコール中毒治療のため、たびたび精神病院への入退院を繰り返しながらその画風を変遷していた時代の貴重な作品を、ひとつのスペースに展示するという手法を実現し、実物によるユトリロの時代比較研究ができる美術館として、フランスのユトリロ美術館からも賞賛を頂いています。収蔵作品数は、世界第2位、個人コレクションとしては世界第1位を誇ります。 また、フランス国立ロダン美術館の公認も受けたロダン館では、「パスティアン・ルパージュ」「バルザックの胸像」などのブロンズ像20点、素描など多数展示。2012年からは世界の銘石も展示されております。ロダンの初期から始まり、多彩な作品群を展示しています。エントランス前に黄金の塗装が施された約2mのレプリカも展示されております。銘石は2013年には巨大な水晶を祀る神社を美術館に併設しました。また同年6月21日、美術館前に展示中のローズクォーツの球(直径96.6cm)がギネス世界記録に認定されました。
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