ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2018.07.29
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概要
現在、わが国で生産される金箔のほとんどが金沢で作られています。
当館は、金箔職人であった安江孝明氏(1898~1997)が、「金箔職人の誇りとその証」を後世に残したいとの思いから、私財を投じ金箔にちなむ美術品や道具類を収集し、北安江の金箔工芸館で展示したことが始まりとなっています。
その後、館は、本市に寄贈され、国内で唯一の金箔の博物館として運営されてきましたが、周辺の状況の変化や館の老朽化のため、平成22年秋に東山に移転しました。
町屋の蔵をイメージした新しい館には、金箔が使われている箇所がいくつかあります。外壁に表示した館名や入口の館名ロゴ、ホールの天井にあるドームには、純金3号色といわれる金箔が貼られています。
館内には、新しく金沢箔技術振興研究所が設置され、金沢箔の振興のために金箔に関する調査研究に取り組んでいます。
藩政期には、幕府により厳しく生産を制限されていた金箔ですが、今日の金沢で100パーセントに近い生産量を誇る背景には、金箔に対する金沢の人たちの並々ならぬ情熱と努力があったからにほかなりません。
工芸館では、金箔に関する美術品や金箔の性質の紹介とともに、厚さ1万分の1ミリメートルの金箔に込められた、先人たちの熱い思いを紹介していきたいと思っています。
皆様のご来館を職員一同心からお待ちしています。
当館は、金箔職人であった安江孝明氏(1898~1997)が、「金箔職人の誇りとその証」を後世に残したいとの思いから、私財を投じ金箔にちなむ美術品や道具類を収集し、北安江の金箔工芸館で展示したことが始まりとなっています。
その後、館は、本市に寄贈され、国内で唯一の金箔の博物館として運営されてきましたが、周辺の状況の変化や館の老朽化のため、平成22年秋に東山に移転しました。
町屋の蔵をイメージした新しい館には、金箔が使われている箇所がいくつかあります。外壁に表示した館名や入口の館名ロゴ、ホールの天井にあるドームには、純金3号色といわれる金箔が貼られています。
館内には、新しく金沢箔技術振興研究所が設置され、金沢箔の振興のために金箔に関する調査研究に取り組んでいます。
藩政期には、幕府により厳しく生産を制限されていた金箔ですが、今日の金沢で100パーセントに近い生産量を誇る背景には、金箔に対する金沢の人たちの並々ならぬ情熱と努力があったからにほかなりません。
工芸館では、金箔に関する美術品や金箔の性質の紹介とともに、厚さ1万分の1ミリメートルの金箔に込められた、先人たちの熱い思いを紹介していきたいと思っています。
皆様のご来館を職員一同心からお待ちしています。
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