文化庁文化交流使のアーティスト土佐尚子氏がシンガポールで個展開催。篠田大使、堤公使が訪問。

Seina Morisako

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文化庁文化交流士のアーティスト土佐尚子氏がシンガポールで個展開催。篠田大使、堤公使が訪問。

メディアアーティストの土佐尚子氏による個展「Genesis」がIKKAN ART INTERNATIONALにて1月10日よりが開催されています。文化庁では、活躍実績のある芸術家や文化に関わる方々を「文化交流使」に指名しています。文化交流使は世界の人々の日本文化への理解の深化につながる活動や、外国の文化人とのネットワークの形成・強化に繋がる活動を展開する役割を担っています。土佐尚子氏は文化庁の文化交流使の活動の一環としてこの個展をシンガポールで開催しました。

展覧会では巨大スクリーンに作品が投影され土佐琳派の世界を存分に味わうことができる
展覧会では巨大スクリーンに作品が投影され土佐琳派の世界を存分に味わうことができる

 

土佐尚子氏の映像作品はアナログ的な趣向に最新技術を施すことで生み出されます。CGに見えるような独特の世界は実は様々な日本的な色のインク、粘性流体、ドライアイス、水、エアガンなどを使い実際に起きている状態を最先端のハイスピードカメラで撮影しています。土佐尚子氏が表現を追求してきた「TOSA RINPA」の世界は彼女が人的に動かしているのではなく、自然に起こる現象を彼女が最新技術で捉えているのです。彼女は、思想的にはシュールレアリズムや不条理、フロイト、ユングに影響を受けています。つまり「見えない世界を、どう見るか」に関心を持っています。彼女の映像作品には様々な日本的な要素が含まれています。この日本的要素はまさに「結果として生み出された要素」です。まさに人々の心の中心に「日本文化の美しさ」を語りかけていると言えるでしょう。

 

篠田大使に作品説明を行うアーティストの土佐尚子氏
篠田大使に作品説明を行うアーティストの土佐尚子氏

 

堤公使、IKKANギャラリー真田一貫氏、京都大学中津良平氏、篠田大使、土佐尚子氏、篠田大使夫人と記念撮影
堤公使、IKKANギャラリー真田一貫氏、京都大学中津良平氏、篠田大使、土佐尚子氏、篠田大使夫人と記念撮影

 

個展のオープニングパーティーには篠田研次大使も夫人と共に参加、堤尚広公使と共に土佐尚子氏が生み出すメディアアートの世界を堪能しました。

アートローグでは土佐尚子氏のシンガポールでの活動に密着し、後日「「文化交流使」って何をする人?」にて特集記事を掲載予定です。

 


Naoko Tosa 「Genesis」

開催場所:IKKAN ART GALLERY
開催場所住所:39 Keppel Road, #01-05 Tanjong Pagar Distripark Singapore 089065
開催期間:2017年1月10日~2月18日
休廊日:祝日休業
詳細は公式ホームページをご参照ください。
http://ikkan-art.com

 

Seina Morisako

アジアの現代アートと伝統芸能を愛するシンガポール在住のブロガー。東京在住中に子供を連れて美術館、ギャラリーを回るブログ「子連れアート鑑賞日記」を始め「家族で美術を楽しむ」視点でアートを追い続ける。現在は「Compathy Magazine」「THE RYUGAKU」などのWEBメディアやシンガポールの現地日本語メディア「Asiax」にも寄稿。横浜生まれだがボケとツッコミを忘れず日々奮闘中。