飯沼珠実―建築の瞬間/momentary architecture

神奈川県箱根町にあるポーラ美術館が昨年10月から開始した、若手芸術家たちを紹介する「HIKARU Project」、その4回目となる「飯沼珠実ー建築の瞬間/momentary architecture」展が、5月19日(土)から開催される。

建築やその周囲の空間を写真を通してとらえ、プリントやアーティストブックにその様相を表現してきた飯沼。飯沼は建築を無機質な物体ではなく、建築家をはじめその建設に携わった人々や、その内部や周囲を往来した人々の記憶が降り積もった、温度のある存在として考え、建造物の構造的な美しさに加えて「建築」に漂う空気や記憶までをも表現する、洗練された写真作品を制作してきた。

本展では飯沼が過去に撮影した作品に加え、強羅や仙石原といった箱根の地を新たに撮り下ろした作品を公開。国内外の都市を撮影してきた飯沼が、箱根の地をテーマに「建築」の息づく空間と時間をとらえる。

/ 2018年5月17日

HIRAKU Project Vol.3「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」

本展は、あざやかな色彩表現を特徴としてきた流が、色彩を通して印象派の絵画と現代美術との接点を追究するもので、ポーラ美術館の収蔵作品を題材に制作された流の新作を展覧します。ルノワール《水のなかの裸婦》(1888年)から着想した《人肌》、ゴッホ《草むら》(1889年)から《照降なし》のほか、モネ《睡蓮の池》(1899年)をモティーフとした最新作は印象派の色彩を解釈、再構成した作品です。また、流が制作してきた多彩な色にあふれる画面とは異なり、色を塗り重ねることで深みのある色彩を生み出す新しいシリーズ<色の跡>を初めて公開いたします。

/ 2018年3月2日

エミール・ガレ 自然の蒐集

ガレが魅せられた「神秘の森」「驚異の海」
ポーラ美術館では、開館以来初となるエミール・ガレ(1846-1904)の展覧会を開催いたします。フランス語で「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」が流行したのは、19世紀末のことです。自然の有機的な形態を着想源とした曲線をふんだんに用いたこの芸術様式において、ガレはガラス工芸の分野で第一人者として活躍しました。
植物学や生物学をはじめとする博物学的な知識と卓越した技術を駆使して、傑出した芸術作品を次々と生み出したガレ。自然界に存在するさまざまなかたちを見つめ、植物や昆虫、動物、そして海の生物といった数多くのモティーフを意匠化したガレの芸術制作は、自然を蒐集するコレクターになぞらえることができるでしょう。
とりわけ植物の研究に取り組んだガレは、植物や昆虫のすみかである「森」を生命の象徴として捉えていました。また、19世紀後半は海洋学が進展した時代であり、「海」の生態についての関心が一層高まりを見せます。「森」と「海」というふたつの主題は、ガレが晩年に傾倒した象徴主義の文学や芸術にも深く関わっていました。
本展では、初期から晩年までのガレの優品を辿りながら、芸術家の創造の源泉であった「自然」を、「森」と「海」というふたつの視点から紹介します。

/ 2018年2月23日

竹村 京 ― どの瞬間が一番ワクワクする?

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、2017 年 10 月 1 日に、開館 15 周年を記念して現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」をオープンし、平成 8 年よりポーラ美術振興財団が助成してきた若手芸術家たちを紹介する「HIRAKU project」を開始しました。第 2 回の展示として、「竹村京 ― どの瞬間が一番ワクワクする?」を、2018 年 1 月 13 日(土)から 3 月 11 日(日)まで開催いたします。

/ 2017年12月4日

ポーラ美術館開館15周年記念展 100点の名画でめぐる100年の旅

2017年、ポーラ美術館は開館15周年を記念し、特別なコレクション展を開催いたします。
当館のコレクションには、19世紀から20世紀までの重要な画家の作品が、体系立って集められているという特徴があります。今回の展覧会では、およそ1万点を数えるコレクションのなかから、西洋絵画71点、日本の洋画29点を厳選いたしました。この100点をご覧頂くことで、西洋と日本の近代絵画の流れを追うことができます。
100点はどれもコレクションを代表する名作ばかり。ポーラ美術館始まって以来の贅沢なコレクション展です。

/ 2017年10月18日