ヘレンド展―皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯

ヘレンドは、1826年にハンガリーの美しい古都ブダペストから遠からぬ小さな村で開窯しました。
1851年のロンドン万国博覧会で、イギリスのヴィクトリア女王から注文を受けたのを機に、一躍その名をヨーロッパ中に広めました。
時流が大量生産へと向かう19世紀末、手作業で最高の陶磁器づくりを目指したヘレンドは、その芸術性の高さからヨーロッパの多くの王侯貴族に愛され、名実共にハンガリー芸術を代表する存在となり、今日に至っています。

本展では、ブダペスト国立工芸美術館、ヘレンド磁器美術館、ハンガリー国立博物館などが所蔵する約150件の作品により、その時代毎に技術の粋を凝らし、華麗に変遷する様々なテーブルウェア、そして現代の斬新な表現まで、ヘレンド約190年の歴史とその魅力を紹介します。

/ 2018年1月13日

表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち

抽象絵画の創始者ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)と、20世紀フランス最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。本展は、色とかたちを軸として、カンディンスキーを中心とするドイツ表現主義とルオーが共鳴するさまを探る初の試みです。カンディンスキーは、「内的必然性」に導かれて描き、ルオーもまた彼自身の内なる光に従って描いた画家でした。彼らと、ドイツ表現主義の画家たち、そして独自の抽象表現を確立するクレーらが挑んだ、色の冒険の軌跡を3章に分けてたどります。国内有数のカンディンスキーやクレー、表現主義絵画のコレクションを誇る宮城県美術館の作品を中心に、パリのルオー財団や国内の美術館などから、油彩画を中心に水彩画、版画、デッサン、書籍など、貴重な作品約130点が出品されます。

/ 2017年10月17日