ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2019.03.31
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概要
お中元やお歳暮など、現在も私たちは時期や相手に合わせて物を贈りあう機会がありますが、身分制度の厳しかった江戸時代、特に大名たちにとって「贈ること」「贈られること」は、その家の「家格」を示す上でも非常に重要な意味を持っていました。江戸時代を通じて盛岡藩を治めた大名 南部家も様々な物を贈り、贈られてきたことが、領内の出来事を記録した家老席の日誌「雑書」をはじめとする史料などに多数記録されています。それらの「贈り物」を南部家はいつ・どこで・誰に・何を・どのようにして贈ったのでしょう。ひとつの「贈り物」から将軍家、婚姻関係を結んだ大名、家族や家臣、領民など「家」や「人」との繋がり、贈答儀礼や藩内の産業など実に様々な事柄が浮かび上がってきます。本展では盛岡南部家の「贈り物」にかかわる資料をご紹介します。殿さまと様々な人々との結びつき、そして現在にも繋がる盛岡藩の名産品をご覧ください。
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