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「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.12.18

EXHIBITION / 展覧会

練馬区

人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-

練馬区立美術館| 2018.12.1(土) 〜 2019.2.11(月)

  • 普通

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概要

桂盛仁(かつら もりひと/1944生)は長年に亘り練馬区に在住し制作を続けている、人間国宝に認定された金工作家です。

江戸時代初期から続く彫金の一派、柳川派の流れを汲み、明治・大正・昭和期にかけて、煙草入れなど装身具の彫金で大人気を博した二代豊川光長、桂光春を輩出した流派で、伯父である光春を継いだのが盛仁の父、桂盛行(かつら もりゆき/1914~96)となります。

父、盛行のもとで修行した桂盛仁は、打ち出しや彫金、象嵌、色絵等の技法を駆使し、日本伝統工芸展などで高い評価を得てきました。宮内庁買い上げ、文化庁長官賞を受賞するなど研鑽を積み、2008年に重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)に認定されています。

昨今、明治期の卓越した工芸作品を“超絶技巧”と称し、ロストテクノロジーとしての評価がなされてきていますが、そうした工芸の技術が脈々と受け継がれてきていることは、柳川派、そして桂盛仁の金工を見ると明らかです。

本展は、桂盛仁の初期から近作までを通観するとともに、桂のルーツである、盛行、そして、光長、光春の作品も併せて展示し、今に生き続ける江戸彫金の技を再認識するものです。

《蟹 盒子》(かに・ごうす)昭和55(1980)年 金・銀・四分一・赤銅・銅 東京国立近代美術館工芸館蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館《磯の木 帯留金具》(いそのき・おびどめかなぐ)平成11(1999)年 四分一・金・銀・赤銅・銅 東京国立近代美術館工芸館蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館《木菟 香爐》(みみずく・こうろ)平成5(1993)年 四分一・赤銅・金・銀 個人蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館《飛蝗 香盒》(ばった・こうごう)平成21(2009)年 赤銅・金 個人蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館桂 盛行《鯖 帯留金具》(さば・おびどめかなぐ)昭和61(1986)年 金・銀・赤銅・四分一 個人蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館桂 盛行《八ッ橋図 鐔》(やつはしず・つば)昭和51(1976)年 四分一・金・赤銅・鉛・銅 個人蔵:「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」練馬区立美術館
「人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-」フォトギャラリー
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開催概要
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会 期:2018年12月1日(土)~2019年2月11日(月・祝)
会 場:練馬区立美術館
時 間:10:00~18:00
*入館は17:30まで
休 館:月曜日、12月25日(火)・1月15日(火)、年末年始(12月29日~1月3日)
*ただし、12月24日(月・休)・1月14日(月・祝)・2月11日(月・祝)は開館
料 金:
一般300円、高・大学生および65~74歳200円、中学生以下および75歳以上無料、障害者(一般)150円、障害者(高校、大学生)100円
団体(一般)200円、団体(高校、大学生)100円
*一般以外の方は年齢等確認できるものをお持ちください。

※料金やその他詳細については、こちらをご確認ください。

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