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「Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」 企画展「仏教と自然」浄土宗龍岸寺 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.12.12

EXHIBITION / 展覧会

京都市下京区

「Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」
企画展「仏教と自然」

浄土宗龍岸寺| 2018.12.14(金) 〜 24(月)

  • 普通

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概要

2019年ICOM京都大会や2020年オリンピック・パラリンピックの開催が機会となり、我が国の伝統文化や歴史的建造物(レガシー)の活用への期待が高まっています。この企画では、国内各地の自然史博物館が協力し、歴史的建造物がもつ空間の趣と自然史標本のもつ美しさを融合させて、日本の自然と文化の関わりを伝える展示会を京都市下京区の龍岸寺にて開催します。

これまでのシリーズでは、町家や酒蔵で展開してきましたが、今年は寺院を舞台に仏教と自然との関わりをテーマとしました。仏教の教えは、生物や自然界の仕組みとも密接な関わりがあり、仏教の自然観は自然科学の原理と合符するところも多く、人類が自然と共生して暮らしていく上でも大切な視点をもたらしてくれます。寺は長らく地域コミュニティの核の一つであり、町人の子弟に読み書きそろばんを教える学校の役割もはたしていました。会場となる龍岸寺は、日本の天文学の開祖である渋川春海ゆかりの地でもあり、自然科学とも深く関わっています。展示会では、仏教とゆかりのある動植物や祭礼で利用される自然由来のもの、建物やお墓で利用されてきた岩石、動植物の進化の歴史、日本最古の天球儀のプロジェクションマッピング、を展示します。
 

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開催概要
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会 期:12月14日(金)~12月24日(月・祝)
会 場:浄土宗龍岸寺
時 間:10:00~18:00
*入場は17:30まで
*最終日は16:00まで
料 金:無料
URL:http://www.hitohaku.jp/infomation/event/legacy-kyoto2018.html
主 催:自然史レガシー継承・発信実行委員会(北海道博物館、栃木県立博物館、国立科学博物館、三重県総合博物館、伊丹市昆虫館、大阪市立自然史博物館、北九州市立自然史・歴史博物館、事務局:兵庫県立人と自然の博物館の計8館)


■関連イベント
*いずれも参加無料・事前申込制
◯公開講座
(1)「脊椎動物がたどってきた道一多様化、大量絶滅、そして多様化」
日 時:12月15日(土) 15:00~16:00
集合場所:龍岸寺
講 師:太田英利(兵庫県立人と自然の博物館)ほか
定 員:30名
内 容:脊椎動物の進化の歴史を、化石の証拠とDNAの情報にもとづいて再構築してみると、まさに"諸行無常、盛者必衰"の物語をさまざまなレベルでくり返してきていることが
わかります。この機会に脊椎動物の歴史をざっと振り返ってみたいと思います。またその先にあるいまの状況、そして今後のことについても考えてみましょう。


(2)「お寺で「生命とこころ」について考える」
日 時:12月16日(日)   15:00~17:00
会 場:龍岸寺
司会・コメンテーター:中瀬 勲(兵庫県立人と自然の博物館 館長)
定 員:30名
内 容:人は心をもった生き物ですが、他の動物にはないのでしょうか?祈る、供養するという行為は人間の心の動きの発露ともいえますが、その気持ちはどこからやってくるのでしょう?2つの講義を通して、こころについて考えてみませんか。

  • 「動物の死生観」
    日 時:12月16日(日) 15:00~16:00
    会 場:龍岸寺
    講 師:林 良博(国立科学博物館館長)
    定 容:ペットは飼い主や自分の置かれている環境について何処まで理解できているでしょうか?親しい人間の死は理解できるのでしょうか?
     
  • 「日本人と悉有仏性~動物供養から怪獣供養・iPhone供養まで」
    日 時:12月16日(日) 16:00~17:00
    会 場:龍岸寺
    講 師:池口龍法(龍岸寺住職)
    定 員:30名
    内 容:ペットや動物の供養もあれば、人形、ウルトラマンの怪獣、最近では携帯電話まで、供養の仕方は様々です。こうした多様性から供養の本質を探ってみます。



(3)「お墓の石の今と昔」
日 時:12月22日(土) 15:00~16:00
会 場:龍岸寺
講 師:先山 徹(兵庫県立大学准教授・山陰海岸ジオパーク学識専門員)、大北和彦(おおきた石材店・1級お墓ディレクター)
定 員:30名
内 容:古墳時代の石棺にはじまり中世~近世の五輪塔や宝匿印塔など、お墓には日本各地の石が使われてきました。近年は海外のものが多く使われている墓石ですが、ここでは石材の歴史を通して、日本の石を見直してみましょう。


(4)「初代幕府天文方・渋川春海が見た宇宙」
日 時:12月22日(土) 16:00~17:00
会 場:龍岸寺
講 師:嘉数次人(大阪市立科学館学芸課長)
定 員:30名
内 容:会場となる龍岸寺は、日本の天文学の開祖である渋川春海邸の跡地です。この地で生まれた国内最古の天球儀や当時の天文学について解説します。


(5)「京都の昔を古地図と現代技術でめぐる」
日 時:12月23日(日) 13:30~16:00
集合場所:龍岸寺
定 員:20名
内 容:スマートフォンで、京都の古地図に現在地を表示しながら、龍岸寺周辺を散策します。国産初の地球儀や天球儀を作製した渋川春海ゆかりの地で、地図の可能性について考えます。
演 者:高橋 徹(株式会社Stroly)


(6)「お寺で宇宙学」
*お寺で宇宙学実行委員会とのジョイント企画となります。

  • 「天空から地球環境を読みとく」
    日 時:12月24日(月・祝) 15:00~18:00
    会 場:龍岸寺
    講 師:伊勢武史(京都大学フィールド科学研究所准教授)
    定 員:30名
    内 容:環境問題はスケールの大きな問題。空から見ることはとても役に立ちます。今回は、人工衛星や人工知能を使って自然環境の現状把握にいどむ研究を紹介します。

  • 「浄土双六で学ぶ仏教の世界観」
    講 師:向井真人(臨済宗妙心寺派陽岳寺副住職)
    内 容: 江戸時代のお坊さんが仏教について学べる教材「浄土双六」を現代風にアレンジしました。その内容と意義についてお話しします。

  • 「車座で討論会」(お菓子と飲み物を用意します;希望者は要実費500円)

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