ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2018.09.27
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概要
今年生誕100年を迎えた映画美術の巨匠木村威夫(1918-2010)は、1944年のデビュー以来60年以上にわたって第一線で活躍してきました。劇場公開された長篇だけでも240本を超える作品に参加し、豊田四郎、田坂具隆、鈴木清順、熊井啓、黒木和雄など、個性の異なる名監督たちとの仕事の中で、綿密な考証と大胆な発想力、そしてリアリズムと幻想の境界を飛び越える柔軟性によって、数々の名作誕生に貢献しました。
また、大学や映画教育機関では後進の育成に積極的に携わり、晩年には監督としてもデビューするなど、最後まで旺盛に活動を続けました。
本展覧会では、木村威夫の遺品の多くを保管する京都造形芸術大学芸術学部映画学科のご協力をいただき、本人が描いた図面やデザイン画など、200点以上の貴重な資料を通じて、美術監督として独自の世界を築き上げた木村威夫の思考の軌跡をたどります。
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