ARTLOGUE 東京都展覧会 八王子市展覧会 八日町展覧会
特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.08.02

EXHIBITION / 展覧会

八王子市

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」

八王子市夢美術館| 2018.9.14(金) 〜 11.11(日)

  • 普通

口コミ(0件)


概要

『王立宇宙軍オネアミスの翼』は1987年にSFアニメ映画として劇場公開され、その独創性とリアルに描かれた作品世界は今日に至るまで映像の分野で高い評価を得ています。当時、24歳だった山賀博之監督をはじめ、無名だった若きクリエーター達が劇場向けアニメ映画に初挑戦したことも異例でしたが、これまでのアニメ映画とは一線を画すその緻密な設定や映像美は、当時のアニメ業界に驚きをもって受け止められました。

本作はスタツフたちと等身大の青春群像劇を描きつつ、その異世界の設定は美術、デザイン、建築、政治、思想、文学、言語、宗教、風俗、食物、宇宙、工学、衣服、武器など多岐にわたり、その詳細な設定がSFでありながら、作品にリアルな実感をもたらしました。

加えて、特に注目したいのが完成映像に使われた設定よりも、実際には使われることのなかった制作過程の素材資料が本作の背後に膨大な数として横たわりにの世界を形づくっていたことです。それらのつくり手の多くは、工業デザイン、建築、美術を学ぶ学生やまだ無名のアニメーター達でしたが、山賀監督は作品にリアルな実感を創出するためには多種多様なセンスが必要と考え、彼らの個性が見えてきたところで得意な分野の素材資料を山ほどつくらせます。

しかし、監督はそれらの素材資料を作品中の世界を統一する目的でつくらせたわけではなく、むしろ個々の才能が生かされたアイデアやデザインなどを集め、そこから作品をひとつの世界へと徐々に構築していったのです。このような部分から全体をつくる方法は本作特有の手法といえるでしょう。

本展では、主にこれらの制作過程の素材資料を国内で初めて紹介します。中でも山賀監督の制作メモは監督として本作をどのように構築していったかが赤裸々にわかる興味深い内容です。数多くの素材資料を通じ、映像の中で現れるリアルさとはまた違った本作独特のSFアニメのつくり方をリアルに感じていただけれぱ幸いです。

口コミ(0)

人気ランキング 展覧会(全国)

入江明日香 ― 心より心に伝ふる花なれば ―

茨城県 美術館・博物館

茨城県天心記念五浦美術館

写実絵画のいまむかし

茨城県 美術館・博物館

笠間日動美術館

TeNQ5周年×絵本「はらぺこあおむし」誕生50周年記念 『エリック・カールと宙(そら) 展』

美術館・博物館

宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)

太田喜二郎と藤井厚二

東京都 美術館・博物館

目黒区美術館

6月県博(けんぱく)デー

栃木県 美術館・博物館

栃木県立博物館

館蔵 夏の優品展「動物のかたち」

美術館・博物館

五島美術館

青のある暮らし ― 着物・器・雑貨

東京都 美術館・博物館

太田記念美術館

あなたのデスクトップにアートのインスピレーションを

ARTS WALLは、常にアートからの知的な刺激を受けたい方や、最新のアートに接したい方に、ARTLOGUEのコラムや、美術館やギャラリーで今まさに開催中の展覧会から厳選したアート作品を毎日、壁紙として届けます。 壁紙は、アプリ経由で自動で更新。