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エミール・ガレ 自然の蒐集 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.02.23

EXHIBITION / 展覧会

足柄下郡箱根町

エミール・ガレ 自然の蒐集

ポーラ美術館| 2018.3.17(土) 〜 7.16(月)

  • 普通

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概要

ガレが魅せられた「神秘の森」「驚異の海」

 

ポーラ美術館では、開館以来初となるエミール・ガレ(1846-1904)の展覧会 を開催いたします。フランス語で「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」 が流行したのは、19世紀末のことです。自然の有機的な形態を着想源とした 曲線をふんだんに用いたこの芸術様式において、ガレはガラス工芸の分野で 第一人者として活躍しました。植物学や生物学をはじめとする博物学的な 知識と卓越した技術を駆使して、傑出した芸術作品を次々と生み出したガレ。 自然界に存在するさまざまなかたちを見つめ、植物や昆虫、動物、そして海の 生物といった数多くのモティーフを意匠化したガレの芸術制作は、自然を蒐集 するコレクターになぞらえることができるでしょう。とりわけ植物の研究に取り 組んだガレは、植物や昆虫のすみかである「森」を生命の象徴として捉えていま した。また、19世紀後半は海洋学が進展した時代であり、「海」の生態について の関心が一層高まりを見せます。「森」と「海」というふたつの主題は、ガレが 晩年に傾倒した象徴主義の文学や芸術にも深く関わっていました。本展では、 初期から晩年までのガレの優品を辿りながら、芸術家の創造の源泉であった 「自然」を、「森」と「海」というふたつの視点から紹介します。

 

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みどころ01

国内のガレ・コレクション130点を展示! モネの絵画も堪能できる!

アール・ヌーヴォーを代表するフランスの工芸作家エミール・ガレ。「ナンシーに日本人 として生まれた」とも評されたガレは、日本でも人気が高く、日本には世界に誇るガレ・ コレクションを有する美術館が数多く存在します。北澤美術館、サントリー美術館をは じめ、飛騨高山美術館、ヤマザキマザック美術館、ウッドワン美術館などから約70点を 借用し、ポーラ美術館のコレクションから厳選した60点のガレ作品とあわせて、およそ 130点を展示します。さらにモネやルドン等の絵画と併せて展示し、分野を超えて隆盛 した芸術運動や時代背景もご紹介します。

 

みどころ02

『海底二万里』が書かれた時代! 芸術家たちの好奇心を刺激した「海」をご紹介!

ガレは晩年、海をテーマにした重厚感の溢れる作品を多く製作しました。この時代、 『海底ニ万里』(ジュール・ヴェルヌ著、1870年)の世界的ベストセラーにみられる ように、海底探検船やダーウィンの進化論によって海洋学や海洋生物学が大きく 進展し、海への関心が高まりました。ガレもまた、新しい芸術のモティーフとして海の 生き物に関心を寄せ、また神秘的な生命の源として海に深い憧憬を抱き、アール・ ヌーヴォーの特徴である曲線美とも呼応するユニークな海洋生物の姿をモティーフ に取り入れ、仄暗い海底を思わせる重く鈍い色のガラス地に重ねました。ガレが晩年 に傾倒した象徴主義の内面世界の表現を、自然の生命力を取り込むアール・ヌー ヴォーの有機的な造形に託し、ガラス工芸の芸術性を高めた過程をご紹介します。

みどころ03

ガラスでできた博物図鑑!博物館のようにモティー フを楽しむ展示の工夫、イベントが盛りだくさん!

植物学や生物学に精通していたガレは、さまざまな自然のモティーフを精緻に写し 取り、自らの芸術に取り入れました。こうした自然のモティーフを体系的に分類すると ガレが編んだ博物図鑑が浮かび上がることでしょう。本展では、自然に存在する あらゆるものを蒐集し分類する学問である博物学の観点から、ガレの作品を楽しめ る展示の趣向やイベントをご用意します。東京大学総合研究博物館所蔵の標本資料 の展示や、さかなクン(東京海洋大学・名誉博士 / 客員准教授)や、国内外を旅して 集めた植物の美しさを提案する植物屋「叢 - Qusamura(くさむら)」の店主である 小田康平氏のトークイベントを通じて、普段の「美術館」とは一味違った体験をご提 供します。
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エミール・ガレ 自然の蒐集  フォトギャラリー

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