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便利堂創業130周年記念 「至宝をうつす-文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ-」

京都文化博物館 | 2017.12.17(日) 〜 2018.1.28(日)

概要

便利堂による法隆寺金堂壁画原寸大撮影風景 昭和10年(1935)

 

企画趣旨

わが国は先人たちの確かな意思によって伝えられた文化財-いわゆる「伝世品」が数多く遺されている世界でも稀有な国です。その中には、「日本書紀」や「源氏物語」など、オリジナルは失われても「写本」という形によって現存するものが少なからずあります。古代から長い年月にわたり、貴重な文字資料や優れた絵画作品は臨写や模写など人の手によって繰り返し写しが作られ、伝え遺されてきたのです。これらは、大切なものを写して後世に伝えたいという先人たちの思いの賜物です。これは日本が誇る「写本文化」と言えるでしょう。

 写真技術がもたらされた近代以降は、人の手に代わってカメラによって文化財が写され、写真として記録されると同時に、写真印刷によるいわゆる複製物が写本として共有されることになります。この複製に用いられた技術がコロタイプです。コロタイプは撮影された写真フィルムをそのまま原版とするため、自然な濃淡や階調の表現に優れており、その顔料インキの保存性の高さから多くの国宝・重要文化財の絵画や書跡などの複製に活用され、今日まで文化財を後世に伝える役割を果たしてきました。

 明治20年(1887)に京都の地で創業し今年で130周年を迎える便利堂は、明治よりこの文化財撮影とコロタイプを通し、記録写真と複製による文化財の保存と普及に取り組んできました。本展では、便利堂が手掛けた法隆寺金堂壁画や高松塚古墳などの重要な文化財写真撮影の歴史を紹介し、1世紀以上にわたって製作してきた「現代の写本」としての文化財複製の数々を展示いたします。近年の震災の例を挙げるまでもなく、文化財は絶えず天災や人災によって失われる可能性があります。これらの展示を通じて、文化財の保存と伝承について考えていただく機会になるとともに、「文化の都」京都で育まれた複製技法であるコロタイプについて理解を深めていただくきっかけになれば幸いです。

<基本情報>

会  期:2017(平成29)年12月16日(土)~2018(平成30)年1月28日(日)
     ※休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
     ※12月28日(木)~1月3日(水)は休館。
     ※開室時間:10:00~18:00 / 金曜日は19:30まで
     (入場は閉室の30分前まで)
会  場:京都文化博物館 4階展示室
主  催:京都府、京都文化博物館、朝日新聞社、株式会社便利堂
特別協力:国立歴史民俗博物館
後  援:文化庁、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都商工会議所、
       (公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、
                   エフエム京都
入場料金:一般1,000円(800円)、大高生700円(500円)
     ※中学生以下は無料。
     ※(  )は前売及び20名以上の団体料金。
     ※上記料金で総合展示とフィルムシアターもご覧いただけます。

 

便利堂創業130周年記念 「至宝をうつす-文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ-」フォトギャラリー

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※ 情報は取得時のものです。お出かけの際にはオフィシャルサイトにて情報のご確認をお願いいたします。
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