「創造」の灯火を絶やすことなく明日へ
多様な表現が広がるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」

AICHI⇆ONLINEロゴ(デザイン:三重野龍)

明日はみんなをまっている。
泉のようにわいている。
らんぷのように点ってる。


こちらは『ごんぎつね』で知られる、愛知県半田市生まれの児童文学作家である新美南吉が、1932年の19歳に発表した詩「明日」に記された一節です。新美は人間の哀しみの中にある愛や美しさといった普遍性を描き続けましたが、中でもこの詩は、作品を通して「創造」への希望を託しています。

新型コロナウィルスの感染拡大により文化芸術の灯火がついえそうな危機的状況を迎えて現在(いま)、映画、現代美術、文学、漫画、音楽、といった幅広いジャンルで展開されるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」が始動します。

本プロジェクトでは、文化芸術の表現者やその制作を支えるさまざまな職能を持つ人々と共に、表現活動を続けていくための後押しとなる9プロジェクトを新たに制作し、ウェブサイトを通じオンライン上で発表します。

絶えず流動的なこの禍中で「創造」の灯火を絶やすことなく明日へつないでいくために。
多様な表現が広がるプラットフォーム「AICHI⇆ONLINE」にぜひご期待ください。

 


〈参加プロジェクト〉
A.監督:山下敦弘
短編映画 『タイトル未定』

B.企画:武部敬俊/LIVERARY
ライブ&アーカイブ・プロジェクト
「LIVERARY LIVE RALLY “Extra” —YOUR CITY IS GOOD—」
出演:STUTS、C.O.S.A.、THE ACT WE ACT、Ogawa & Tokoro、YNG JOE$ with abentis、NEI、Campanella、テライショウタ from Gofish、SOSOS CLUB(村上ゴンゾ+藤原草太朗)他
会場:DIAMOND HALL、club JB’S、バナナレコード大須店、長者町コットンビル(LIVERARY)他
映像:大石規湖
撮影:大石規湖、佐々木堅人、参加者ら
 

 

*ライブ&撮影イベント:12月26日(土)チケット販売や詳細はこちらをご確認ください。
*出演者、会場は都合により変更となる可能性があります。


C.企画:劇団うりんこ/うりんこ劇場
映像プロジェクト「ベイビーシアター『MARIMO』」
出演:朝比奈緑+川原美奈子 映像:山田晋平 衣装:藤谷香子 楽曲提供:福島一幸 音響:ノノヤママナコ 照明:福井孝子

D.企画:ON READING
短歌プロジェクト「ここでのこと」
短歌:小坂井大輔、惟任將彥、谷川電話、千種創一、辻聡之、寺井奈緒美、戸田響子、野口あや子、山川藍(五十音順)
イラスト:宮崎信恵

E.アーティスト:玉山拓郎
オンライン・インスタレーション『A glass of water(仮)』
VRデザイン:平田尚也

F.アーティスト:西尾佳織/河村美雪
映像プロジェクト『この町に住んでいる絵に会いに行く』

G.企画:西田雅希 アーティスト:黒川岳
サウンド・インスタレーション『甕々の声(仮)』

H.企画:明貫紘子
アーカイヴ・プロジェクト「Archive of Media Art in Aichi(仮)」
UIデザイン/プログラム:林洋介

I.漫画:三浦よし木
読み切り漫画 『花をうめる』(原作:新美南吉)

『リアリズムの宿』2003年 ©ビターズ・エンド、バップ「EXTRA LIVE #1 〜道/未知との遭遇/So good!〜」2018年 © LIVERARY MAGAZINEうりんこ劇場がもっとも小さな観客に贈る舞台「ベイビーシアター『MARIMO』」 撮影:服部義安ON READING 短歌プロジェクト『ここでのこと』企画イメージ玉山拓郎《Eclipse Dance》2019年  Photo courtesy: Nonaka Hill西尾佳織/河村美雪《この町に住んでいる絵に会いにいく》作品イメージ黒川岳《listening to stone》2016年カタログ表紙「名古屋国際ビエンナーレ・ARTEC(アーテック)」 編集・発行:名古屋国際ビエンナーレ開催協議会、中日新聞社(1989年のみ) 資料提供:森茂樹、名古屋市美術館三浦よし木《花をうめる(原作:新美南吉)》より
「AICHI⇆ONLINE」〈参加プロジェクト〉フォトギャラリー

〈会期〉
作品公開期間:2月1日(月)~3月21日(日)

*各作品は、特設ウェブサイト(https://aichionline.jp/)にて公開
*一部の作品やコンテンツは期間途中からの公開を予定
 

 

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