2025万博を射程にいよいよ『Study: 大阪関西国際芸術祭』開幕!
「Study: 大阪関西国際芸術祭」が本日1月28日より開幕いたしました。「Study:大阪関西国際芸術祭」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、ソーシャルインパクト(文化芸術経済活性化や社会課題の顕在化、SDGs など)をテーマとした、世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催を目指すにあたり、それらの実現可能性をスタディするための芸術祭です。2022年1月28日(金)~ 2月 13日(日)の17日間の開催です。
1月17日夕方に放送されたテレビ大阪「やさしいニュース」の当日の内覧会の様子はこちら
https://youtu.be/gAnY85osK9Q
プレスツアーの丁寧なレポートは美術手帖さんの記事でご覧いただけます
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/25142
◾️グランフロント大阪会場:鬼頭健吾 / 奥中章人 / 淀川テクニック / 笹岡由梨子
グランフロント大阪では、北館ナレッジプラザに鬼頭健吾の《ghost sign》が展示されています。また、うめきた広場では奥中章人の約10mもある虹彩に輝く楕円球型の風船作品《INTER-WORLD/SPHERE: Cocooner 》や、淀川テクニックのゴミで作られた約5mある《真庭のシシ》、SHIPホールでは「咲くやこの花賞」受賞作家である笹岡由梨子の映像インスタレーション《地球から消える》が展示されています。
グランフロント大阪 北館ナレッジプラザ:https://www.osaka-kansai.art/knowledgeplaza
グランフロント大阪 うめきた広場:https://www.osaka-kansai.art/grandfrontosakaumekita
グランフロント大阪 SHIPホール:https://www.osaka-kansai.art/grandfrontosakaumekitahall
◾️船場エクセルビル会場:落合陽一 / 林勇気 / 正直(小林椋 + 時里充)/ NISHINARI YOSHIO(西尾美也 + kioku手芸館「たんす」) / 河野愛 / 野田幸江 / ミロスワフ・バウカ / 木村リア / ヨアンナ・ライコフスカ / リリアナ・ゼイツ(ピスコルスカ)/ 釜ヶ崎芸術大学
船場エクセルビルは本町駅徒歩約5分にある7階建ての元オフィスビルです。1階では、野田幸江の《採集 <船場の植物や自然物を集めてみる試み>》の作品が来場者を迎えます。2階には、3Dデータから制作された彫刻を起点とするデジタル作品を基に、リコーのアートブランド「StareReap」との共創で新たな平面作品が生み出された、デジタルと物質化の輪廻転生を体現する落合陽一の新作《Re-Digitalization of Waves》が展示されています。
3階では、西成を拠点に平均年齢80歳のおばあちゃん達のファッションブランド・NISHINARI YOSHIO(西尾美也+kioku 手芸館「たんす」)の作品や、今も多くの「元日雇い」の高齢者が暮らす釜ヶ崎で、哲学、書道、詩、芸術、天文学などの多彩なテーマによる講義やワークショップを行っている釜ヶ崎芸術大学が、拠点から丸ごと大移動して展示されています。
4階では、加須屋明子(京都市立芸術大学 教授)のキュレーションによるポーランドの作家による社会課題をテーマにした作品、5階では大阪中之島美術館の開館時に展示する林勇気や河野愛のインスタレーション作品、6階では本年1月1日に美術評論家連盟の会長に就任した四方幸子さんのキュレーションによる、正直(小林椋 + 時里充)の《オフィスミュージック》など、多様な作品を鑑賞することができます。
船場エクセルビルに関してはこちら:https://www.osaka-kansai.art/senba
◾️釜ヶ崎芸術大学会場:コレクティヴ・ワスキ(ユリア・ゴラホフスカ、ヤゴダ・クフィアトコフスカ、下村杏奈)/ ウーカシュ・スロヴィエツ / Our Sweet Home(森村泰昌(美術家)×坂下範征(元日雇い労働者、釜ヶ崎芸術大学在校生))/ 詩人の部屋(谷川俊太郎)
釜ヶ崎芸術大学会場では、ホームレスをテーマにウーカシュ・スロヴィエツの《ヤコブの階段》や、人気曲の歌詞の一部を変更し、現代の社会・環境・LGBTQ+をテーマに替え歌を歌うコレクティヴ・ワスキの《気候危機抗議カラオケ》《セラースターソング》など、西成という困難な地域と呼応するような作品が展示されています。
釜ヶ崎芸術大学会場に関してはこちら:https://www.osaka-kansai.art/kamagasaki
◾️花外楼 北浜本店:ミヤケマイ
日本の立憲体制の礎となる大阪会議の舞台となった料亭「花外楼」で、ミヤケマイさんの作品《復活祭》と《熊手 色絵・大》が展示されています。そして、作品展示と共に今回特別に「Study:大阪関西国際芸術祭 ミヤケマイ コース」を予約できます。本コースでは、ミヤケマイ作品とのコラボレーションした特別メニュー。さらに、アペリティフにはミヤケマイがラベルを手掛けた7%まで精米した最高級の日本酒「NIIZAWA KIZASHI 純米大吟醸 2021 ミヤケマイ(宮城県・新澤醸造店)」、デザートにはミヤケマイ デザインの落雁「MOTHER OF MERCY(マザー・オブ・マーシー)(大分県・但馬屋老舗)」を味わうことができます。また、お食事なし鑑賞可能日時も設けられています。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
詳しくはこちら:https://www.osaka-kansai.art/miyakemai
◾️kioku手芸館「たんす」:NISHINARI YOSHIO(西尾美也+kioku 手芸館「たんす」)
NISHINARI YOSHIOは、美術家の西尾美也氏が、西成区山王にあるkioku手芸館「たんす」に集まる地域の女性たちとの共同制作により立ち上げた西成発のファッションブランドです。地域の女性たちによる予想を裏切るアレンジや発想の飛躍、西尾が考えるイメージとの齟齬など、予期せぬズレをコンセプトの一つに、作業着=日常を生きるための服を提案しています。
kioku手芸館「たんす」に関してはこちら:https://www.osaka-kansai.art/tansu
◾️2月4日(金)~2月6日(日)にかけて、「アートフェア」開催!
大阪の文化×経済×教育の未来創造のために日本初 「アートフェア」を同時開催する芸術祭
「日本人はアートを観る人は多いが、買う人は極端に少ない」という現状を鑑みて、芸術祭の正式プログラムとしてアートフェアを2月4日(金)~2月6日(日)にかけて、「アートフェア」という催し自体を知っていただくためにも多くの人が行き交うグランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザで開催します。
トップギャラリーからアール・ブリュット団体、企業ギャラリーまで、20ギャラリーが出展し、観るだけでなく買う事もできる芸術祭になっています。また、芸術祭の新たな資金調達の試みとして、ARTLOGUE ブースでは芸術祭参加アーティストの作品も一部販売予定です。
郡 裕美+遠藤敏也(スタジオ宙 一級建築士事務所)による斬新な会場デザインは、ランダムにブースが配置され、意図しないアートとの出会いを生み出します。
出展ギャラリー: ACM Gallery(東京)/ ANOMALY(東京)/ Art of The Rough Diamonds(東京)/ アートコートギャラリー(大阪)/ ARTLOGUE(大阪)/ CAVE - AYUMI GALLERY(東京)/ 神戸元町 歩歩琳堂画廊(兵庫)/ gallery deux poissons(東京)/ Gallery OUT of PLACE(奈良)/ GALLERY TOMO(京都)/ gallery UG(東京)/ ギャラリーヤマキファインアート(兵庫)/ MARUEIDO JAPAN(東京)/ Nii Fine Arts(大阪)/ RICOH ART GALLERY(東京)/ タグチファインアート(東京)/ The Third Gallery Aya(大阪)/ 小山登美夫ギャラリー(東京)/ YOD Gallery(大阪)/ +1art(大阪)
アートフェア詳細はこちら:https://www.osaka-kansai.art/artfair
◾️連携事業「sanwacompany Art Aard2022」グランプリ展 同時開催!
「sanwacompany Art Award / Art in The House 2022」の受賞作品が、1月28日(金)から大阪梅田にあるグランフロント北館5階サンワカンパニー大阪ショールーム内、約400坪の空間に展示されています。
受賞結果
グランプリ:ユ・ソラ
サンワカンパニー社長特別賞:高島マキコ
ファイナリスト入選:ERINA MUKAIJO、末松由華利、福田笑子
展示概要
会期:2022年1月28日(金)ー3月31日(木)
展示会場:サンワカンパニー大阪ショールーム( https://www.sanwacompany.co.jp/shop/app/contents/showroom_detail/osaka/ )
時間:10:00 - 17:00
sanwacompany Art Aard2022」グランプリ展について詳しくはこちらをご覧ください: https://www.artlogue.org/node/8897
Study:大阪関西国際芸術祭 概要
■名称:Study:大阪関西国際芸術祭
■公式サイト:https://www.osaka-kansai.art/
■会期:2022年1月28日(金)~2月13日(日) (会場によって会期や時間が異なりますので公式サイトをご確認ください)
■会場:大阪市内各所
https://www.osaka-kansai.art/venue
A会場:グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ
B会場:グランフロント大阪 うめきた広場
C会場:グランフロント大阪うめきたSHIPホール
D会場:グランフロント大阪 北館5F サンワカンパニー大阪ショールーム
(連携事業「sanwacompany Art Aard2022」グランプリ展 同時開催)
E会場:船場エクセルビル
F会場:釜ヶ崎芸術大学(ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム)
G会場:kioku手芸館「たんす」
■入場料:1,000円 有料会場:船場エクセルビル
チケットぴあ、イープラス、他で発売
https://www.osaka-kansai.art/ticket
※大阪市内の全小中学生を対象に無料招待枠あり(ロート製薬 presents)
■アートフェア詳細「Study:大阪関西国際アートフェア2022」
【A会場:グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ】
2月4日(金)ベルニサージュ(ご招待者限定) 15時~19時
2月5日(土)~6日(日)パブリックビューイング 13時~19時(最終日は18時まで)
料金:2,500円(芸術祭共通 船場エクセルビル )
チケットぴあ、イープラス、他で発売
https://www.osaka-kansai.art/ticket
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