現代日本画の登竜門、東山魁夷記念日経日本画大賞展の大賞受賞者・岩田壮平（第6回 2015年）、浅見貴子（第7回 2018年）を紹介します。 岩田壮平は幼少より華道に親しみ、後に日本画家として花を探究し、写実から感覚へ昇華した夢幻の世界は、人々の五感をゆさぶります。一方、浅見貴子は独特の技法をもって、水墨に新たな地平を拓き、樹々をめぐるモノクロームの世界に心地よい風と光をみたします。 植物は、束山魁夷もひたむきに追い求めた自然の賛歌。多様に広がる日本画をさきがける二人の世界観は、ともに生の輝きをもたらす植物の力と日本画の将来を映し出します。 瀬戸内国際芸術祭2019開催のこの春、野に遊び、花にたわむれるように作品をお楽しみください。

前期：4月13日（土）～5月7日（火）
後期：5月10日（金）～6月2日（日）
※展示内容と配置が変わります（前期＝1F 浅見・2F 岩田　後期＝1F 岩田・2F 浅見）

＝＝＝関連イベント＝＝＝

◇スペシャル・アーティストトーク

　出品作家さんから制作などのお話をうかがいます（観覧券が必要です）

• 日時：4月20日（土曜日）　13時～14時　浅見貴子さん
  　　　5月11日（土曜日）　13時～14時　岩田壮平さん
• 場所：東山魁夷せとうち美術館 展示室内

◇ 夕焼けコンサート

　「かがわジュニア・フィルによる室内楽の夕べ」

• 日時：5月25日（土曜日）　午後6時～7時
• 場所：東山魁夷せとうち美術館 ラウンジ（参加無料）
• 出演：かがわジュニア・フィル団員
• 定員：80名　先着順　＊当日午後5時から受付開始

◇ ミュージアムトーク

　学芸員が展示作品をご案内します （観覧券が必要です）　

• 日時：4月13日、5月4日・18日、6月1日の土曜日　11時～11時30分
• 場所：東山魁夷せとうち美術館 展示室内