ARTLOGUE 三重県展覧会 津市展覧会 大谷町展覧会
「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」三重県立美術館 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.12.13

EXHIBITION / 展覧会

津市

柳原義達―ブロンズ彫刻と原型

三重県立美術館| 2018.12.11(火) 〜 2019.3.24(日)

  • 普通

口コミ(0件)


概要

ブロンズ彫刻は、粘土等で形作られた作品を石膏や樹脂などに置き換え、それを「原型」として鋳型を製作、熱した銅合金を流し込み鋳造したものです。粘土自体は加工がしやすい反面、変形しやすく長期保管が困難なこと、鋳造の直接の型としては使用できないことから、原型の製作段階で消滅するのが一般的です。

三重県立美術館は、2002年、彫刻家・柳原義達氏から72点のブロンズ作品の寄贈を受け、その後、主要な作品の原型もあわせてご遺族よりご寄贈いただきました。

ブロンズ鋳造の過程においては、職人の高い技能だけでなく、仕上げの着色にいたるまで彫刻家本人による確認作業が重要です。そのため、当館は現在保管している原型を、柳原氏が亡くなられて以降、新たな鋳造が行われないよう管理してまいりました。しかしながら原型は、柳原氏が直接修正を加えたものであり、ブロンズ作品にはない魅力があることから、展示可能な状態へと修復する作業を4か年かけておこない、昨年無事終えることができました。

今回はその記念の展覧会となりますが、ブロンズ作品と原型がまとまったかたちで多く展示されるだけでなく、初展示の作品《天女のマケット》や《風見の鶏》なども含めてご紹介いたします。
 

《高瀬さんの首》1948年 ブロンズ:「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」三重県立美術館《高瀬さんの首》1948年 原型(石膏着色):「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」三重県立美術館《風見の鶏》1965年 アルミニウム:「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」三重県立美術館
「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」フォトギャラリー
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為は法律で禁止されています。

 
開催概要
----------------------------------------------------------
会 期:2018年12月11日(火)~2019年3月24日(日)
会 場:三重県立美術館柳原義達記念館
時 間:9:30~17:00
*入館は16:30まで
休 館:月曜日(12月24日(月)、2019年1月14日(月)、2月11日(月)は開館)、12月25日(火)、2019年1月15日(火)、2月12日(火)、年末年始(12月29日(土)~2019年1月3日(木))
料 金:大人300(240)円、学生200(160)円、高校生以下無料
( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金

口コミ(0)

人気ランキング 展覧会(全国)

入江明日香 ― 心より心に伝ふる花なれば ―

茨城県 美術館・博物館

茨城県天心記念五浦美術館

写実絵画のいまむかし

茨城県 美術館・博物館

笠間日動美術館

TeNQ5周年×絵本「はらぺこあおむし」誕生50周年記念 『エリック・カールと宙(そら) 展』

美術館・博物館

宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)

太田喜二郎と藤井厚二

東京都 美術館・博物館

目黒区美術館

6月県博(けんぱく)デー

栃木県 美術館・博物館

栃木県立博物館

館蔵 夏の優品展「動物のかたち」

美術館・博物館

五島美術館

青のある暮らし ― 着物・器・雑貨

東京都 美術館・博物館

太田記念美術館

あなたのデスクトップにアートのインスピレーションを

ARTS WALLは、常にアートからの知的な刺激を受けたい方や、最新のアートに接したい方に、ARTLOGUEのコラムや、美術館やギャラリーで今まさに開催中の展覧会から厳選したアート作品を毎日、壁紙として届けます。 壁紙は、アプリ経由で自動で更新。