レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストです。その作品は、視覚的な錯覚や音の効果を用いて私たちの常識を揺さぶり、驚きと不思議さにあふれています。観客自らが参加し、体験することによって初めて完成します。例えば、日本初公開となる《反射する港》は、水がないのにボートが浮かんでいるように見え、展示室の中に船着場が現れたのかと思うでしょう。また、エルリッヒの作品の中でも特に人気がある《建物》は、床に横たわった建物の壁面に寝転がると、その姿が鏡に映し出され、様々な姿勢で壁や窓枠にしがみ付いているかのような光景が現れます。作品の一部になった不思議な自分の姿を写真に撮って楽しむこともできます。出展作品約40点は、どれも建物、教室、地下鉄、エレベーターなど日常生活にありふれた物がモチーフになっているため親しみやすく、大人から子供まで誰もが気軽に楽しむことができます。

/ 2017年11月18日