ジョセフ&アニ・アルバース、二つの抽象:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.30

ジョセフとアニのアルバース夫妻はいずれもドイツの造形学校バウハウスに学び、アーティストとして、また教育者として、戦後の美術やデザインに大きな影響を与えました。夫妻が晩年の創作活動のおもな表現媒体として選んだのは版画でした。版画のシステマティックな制作過程と、それによって生み出されるハードエッジでフラットな色面やその繰り返しが、自らの作風を実現するのに最適と彼らが考えたであろうことは想像に難くありません。彼らの影響は戦後日本のグラフィックデザインにも及びました。両名が追求した幾何学的抽象表現は、日本のデザインの中にも多数見ることができます。
本展では両名による晩年の版画作品を展示し、彼らが生涯を通じて追求した、色彩や形態の表現の到達点をご覧いただきます。

/ 2017年9月16日