美術館で浮遊散歩「新宮晋の宇宙船」兵庫県立美術館

松宮 宏

松宮 宏

新宮晋の宇宙船

美術館で浮遊散歩
小説家、松宮宏のアート&デザイン散歩。ストリート目線で作品を鑑賞。感性第一。
今回は兵庫県立美術館ではじまった
風と水の彫刻家「新宮晋の宇宙船」
屋内空間で風と光を感じるアート、和みの空間です。

星の海
星の海

 

屋外で展示する彫刻作品は、風にあおられ、自然の法則によってゆれ動きます。なすがままの美しさを受け容れるための素材、色、物理構造設計で、作家は形を作り上げるのですね。屋内で展示することは楽しいチャレンジとなっています。照明の光が作品に反射し、室内の壁に造形を描く、そんな新しい視点でも楽しめます。兵庫県立美術館は安藤建築。空間設計と彫刻のバトルとしても鑑賞してみてください。美術館空間であるからこそ感じる宇宙。空間に浮かぶ作品はまさしく「宇宙船」です。

《星空》 解説する作家、新宮晋氏
《星空》
解説する作家、新宮晋氏

 

左《小さな宇宙》 右《雲の日記》
左《小さな宇宙》 右《雲の日記》

 

《小さな宇宙》部分
《小さな宇宙》部分

風

 

空気は、気圧を一定に保つために恐ろしいほどの几帳面さで移動する。それが風だ。
風は地球上すべてのかたちで造形する。(新宮晋)

 

雨の光線
雨の光線

 

雨に乾杯Ⅱ
雨に乾杯Ⅱ

 

小さな花
小さな花

 

小さな惑星
小さな惑星

 

さまざまな模型
さまざまな模型

 

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海が見える神戸の美術館。
アート鑑賞とともに安藤建築も散策しよう。

 

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風と水の彫刻家 新宮 晋の宇宙船 
Spaceship:Susumu Shingu 展

会 場:兵庫県立美術館
会 期:2017年3月18日[土]―5月7日[日]
休館日:月曜日(3月20日[月・祝]は開館、翌3月21日[火]休館)
開館時間:午前10時~午後6時(金・土曜日は午後8時まで)入場は閉館30分前まで

関連イベント:
ミュージアム・ボランティアによる解説会:毎週日曜日 午前11時から(約15分)レクチャールーム(定員100名)聴講無料
未就学児のための鑑賞会「いちごツアー」:3月29日(水)、4月13日(木)、4月22日(土) いずれも午前10時30分から 約30分
レクチャールーム、展覧会会場(対象:未就学児とその家族、定員5家族程度)参加無料(保護者は要観覧券)要事前申込(こどものイベント係 電話078-262-0908)
こどものイベント:5月5日(金・祝)午前10時30分から午後3時30分 アトリエ2(対象:小・中学生とその保護者、定員30名)要参加費(保護者は要観覧券)要事前申込(こどものイベント係 電話078-262-0908)
映画上映会「ブリージング・アース:新宮 晋の夢」
3月25日(土)、4月22日(土)いずれも午後6時から93分(開場は午後5時30分)
4月23日(日)午後2時から93分(開場は午後1時30分)ミュージアムホール(定員250名)聴講無料(要観覧券)

URL:http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1703/index.html

 

 

松宮 宏

小説家、大阪芸術大学短期大学部客員教授、ファッション&クリエイティブビジネスコンサルタント(株)パプリカ代表、著作「秘剣こいわらい」「燻り亦蔵」「さくらんぼ同盟」(講談社)、「はるよこい」(PHP)、「まぼろしのパン屋」「さすらいのマイナンバー」(徳間書店)。海外の冒険小説と藤沢周平の人情話が大好き。市井の人情、剣戟の響き、謀略、大逆転、と日夜頭を巡らせながらモダンデザインも考える日常。