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ジャズ・スピリットを感じて… 熊倉順吉の陶芸×21世紀の陶芸家たち展 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.04.25

EXHIBITION / 展覧会

甲賀市

ジャズ・スピリットを感じて… 熊倉順吉の陶芸×21世紀の陶芸家たち展

滋賀県陶芸の森| 2018.3.10(土) 〜 6.17(日)

  • 普通

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概要

戦後の前衛陶芸は、新しい時代の情熱に溢れた作家たちのエネルギーに満ちていました。伝統的な陶芸が主流であった中で、前衛陶芸のパイオニアのひとりとして造形的な作品を生み出していた熊倉は、常に何が伝統であるかを問いかけ、真の伝統の担い手とは、社会に根差し実験的で創造的な精神であると記しています。熊倉は強烈なサウンド、ジャズから時代精神を受け止め、ジャズの響きを土でうけとめようと試みる中で、日常のやきものの釉薬や技法をヒントに、新しく鮮烈な作品に仕上げました。

本展では、戦後の前衛陶芸を率いた熊倉順吉の陶芸と、1970年代のクラフトデザイン運動の盛り上がりの中、産地信楽から刺激を受けた日常の器もあわせて紹介します。また、この企画を通して彼の熱い精神に触れ、信楽で滞在制作した若手作家たちの作品も併せて展示します。信楽でさまざまな刺激を受けジャズを時代を読む手がかりとしていた熊倉と同様に、21世紀の今、訪れた信楽でそれぞれの手法で時代を捉えながら制作を行う陶芸家たちの作品を併せて紹介します。

 

関連企画

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【関連企画①】

熊倉が訪れていた頃の信楽とは・・・「ルイズ・コートの視点―海外に初めて信楽焼を紹介した研究者」展

1970年代、何度も信楽を訪れ調査研究を重ね、信楽焼の魅力を海外に発信したルイズ氏による貴重な写真や文章を展示する。
第一会場:陶芸館ギャラリー 2018年3月10日(土)~ 6月17日(日)
第二会場:FUJIKI(陶芸の森地域連携拠点)
2018年3月10日(土)~ 4月15日(日)※休館日:毎週月曜、火曜日


【関連企画②】

熊倉順吉の愛好していたナンバーを聞きながら~ジャズとともに熊倉の作品を鑑賞(展示室1)

ナンバーは、ソニー・ロリンズなど熊倉が好きだったアーティストからピックアップ。


【関連企画③】

ジャズコンサート「栗田洋輔ジャズ・カルテット~Pottery in Music~」

日 程:2018年4月21日(土)14:00-15:00
会 場:陶芸の森内 信楽産業展示館ホール, 入場無料
メンバー:栗田洋輔(サックス)、牧知恵子(ピアノ)、
西川サトシ(ベース)、松田“GORI”広士(ドラム)


【関連企画④】

子ども向け体験講座「ちっちゃい、かわいいお皿! スタンプで飾る 藍色の豆皿をつくろう!」

日 程:2018年3月25日(日)13:00‐16:00
講 師:松本恵理香(陶芸家)
制作費:幼児~大学生1260円、大人2010円/定 員:30名(先着順/大人のみ参加可)


【関連企画⑤】

ギャラリー・トーク(学芸員による展示解説)

2018年4月30日(月・振休)、5月27日(日)各日とも13:30~

 

熊倉順吉について

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1920年京都に生まれる。1957年走泥社の同人となる。1959年滋賀県立信楽窯業試験場の嘱託となり信楽陶器のデザイン指導に携わりました。その頃より石油ストーブの普及が進み、火鉢の販売が低迷する産地信楽の命脈を探るべく、熊倉が信楽の大物ロクロの技術を生かした庭園陶器をデザインし、1963年「ガーデン・ファニチャー展」を東京で行い新しい信楽焼の発信に尽力しました。そして産地信楽は、徐々に植木鉢や庭園陶器の製造に転換していきました。熊倉のみずからの制作では、信楽の伝統的な火鉢の代名詞となっていた釉薬、海鼠釉をモダンなコーヒーセットやオブジェ作品に用いていきます。熊倉は作品制作においても産地からさまざまなインスピレーションを受けていたことがうかがえます。

 

開催概要

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会期:2018年3月10日(土)~ 6月17日(日)
時間:9:30〜17:00
   *ただし、陶芸館、信楽産業展示館への入館は16:30まで)
休館:毎週月曜日 
   *4/30(月・振)は開館し、5/1(火)振替休館
主催:公益財団法人 滋賀県陶芸の森、京都新聞
後援:滋賀県教育委員会、甲賀市、エフエム京都
料金:一般 600円(480円)、高大生450円(360円)、
   *中学生以下無料、( )内は20人以上の団体料金

 

ジャズ・スピリットを感じて… 熊倉順吉の陶芸×21世紀の陶芸家たち展

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