ARTLOGUE 東京都展覧会 千代田区展覧会 丸の内展覧会
ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.09.19

EXHIBITION / 展覧会

千代田区

江戸絵画の文雅 ―魅惑の18世紀

出光美術館| 2018.11.3(土) 〜 12.16(日)

  • 普通

口コミ(0件)


概要

元禄年間(1688~1704)、日本は経済活動の発展により、空前絶後の繁栄を極めました。開府よりおよそ100年を経た江戸は人口100万を突破、世界屈指のメガロポリスの地位を確たるものにしました。また、大阪・京都も数十万規模の大都市へと発展します。

「都市」という新たな生活空間の誕生は、文学・演劇・美術など、多様を文化の成立・発展に結びつきます。こうした文化を端的にあらわす言葉に、「雅俗」すなわち、漢文学・和歌に代表される伝統的な「雅」と、俳諧や戯作といった新興の「俗」があります。この言葉は、ふたつの文化が画然と分かたれるものであったかのような印象を私たちに与えるかもしれませんが、実際は相互に混じりあいながら、豊かな文化を形成していったのです。こうした雅俗の混交は、当時の画壇にも当てはまります。

本展では18世紀に生まれた雅俗の絵画を、「文雅」、すなわち文芸をキーワードに見ていきます。文芸と絵画は古くより不可分の存在です。しかし、その裾野が大きく広がったのはこの時代です。人々の世相や風俗を描く「俗」なる絵画の典型という印象とは裏腹に、古典をもとにした「見立て」を繰り広げた浮世絵。王朝の風雅に対する深い理解と憧れを、絢欄たる色彩に託した琳派。そして、「雅」なるものの象徴といえる文人画においては、漢文学に対する深い素養とともに、俳諧など「俗」なる文芸が混ざり合うことによって、日本独自の情趣性を帯びてゆきます。

「文雅」をもとに、多様な展開を見せる18世紀の豊饒な絵画の競演を、どうぞご堪能ください。

【特別出品】
国宝「夜色楼台図」与謝蕪村(11月3日~18日展示)

口コミ(0)

人気ランキング 展覧会(全国)

入江明日香 ― 心より心に伝ふる花なれば ―

茨城県 美術館・博物館

茨城県天心記念五浦美術館

写実絵画のいまむかし

茨城県 美術館・博物館

笠間日動美術館

TeNQ5周年×絵本「はらぺこあおむし」誕生50周年記念 『エリック・カールと宙(そら) 展』

美術館・博物館

宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)

太田喜二郎と藤井厚二

東京都 美術館・博物館

目黒区美術館

6月県博(けんぱく)デー

栃木県 美術館・博物館

栃木県立博物館

館蔵 夏の優品展「動物のかたち」

美術館・博物館

五島美術館

青のある暮らし ― 着物・器・雑貨

東京都 美術館・博物館

太田記念美術館

あなたのデスクトップにアートのインスピレーションを

ARTS WALLは、常にアートからの知的な刺激を受けたい方や、最新のアートに接したい方に、ARTLOGUEのコラムや、美術館やギャラリーで今まさに開催中の展覧会から厳選したアート作品を毎日、壁紙として届けます。 壁紙は、アプリ経由で自動で更新。