ARTLOGUE 東京都展覧会 新宿区展覧会 新宿展覧会
独往の人 會津八一 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.08.09

EXHIBITION / 展覧会

新宿区

独往の人 會津八一

中村屋サロン美術館| 2018.9.15(土) 〜 12.9(日)

  • 普通

口コミ(0件)


概要

八一が出版した歌集『南京新唱』の自序に、「獨往にして獨唱し、昂々として顧返することなし」とあります。「独往」とは、「他人にたよらず自分の力で歩み進める」の意味で、伝統的な歌壇、書壇の外側で独自の世界を切り関いた、八一の生き方を示す言葉といえるでしょう。

1881(明治14)年に新潟市の料亭 會津屋の次男として生まれた會津八一は、歌人、俳人、書家、教育者、美術史研究者という様々な顔を持つ、多才な文化人です。八ーと中村屋との関わりは、中村屋創業者 相馬愛蔵・黒光夫妻の長男 安雄が早稲田中学時代、八一の教え子であったことに始まります。安雄を落第させた八一を相馬夫妻が訪ね、感謝したのです。1945(昭和20)の年3月の空襲では、住居でもあった下落合の秋艸堂(しゅそうどう)が全焼。八一を自宅に招こうとした安雄でしたが、5月に中村屋も罹災したために実現しませんでした。その後、故郷の新潟へ戻りますが、1948年、中村屋が営業を再開し、安雄が社長に就任すると、八一は上京のたびに中村屋を訪れるようになりました。

中村屋のお菓子のラベルには八一が揮毫したものがあり、また看板も手掛けています。1949年には中村屋で個展も開催しました。

本展では、書家、歌人である會津八一の魅力を紹介するとともに、教育者、東洋美術史家としての八一にも触れ、さらに中村屋との関わりを展観します。

【前期】2018年9月15日(土)~10月29日(月)
【後期】2018年11月1日(木)~12月9日(日)

口コミ(0)

人気ランキング 展覧会(全国)

入江明日香 ― 心より心に伝ふる花なれば ―

茨城県 美術館・博物館

茨城県天心記念五浦美術館

写実絵画のいまむかし

茨城県 美術館・博物館

笠間日動美術館

TeNQ5周年×絵本「はらぺこあおむし」誕生50周年記念 『エリック・カールと宙(そら) 展』

美術館・博物館

宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)

太田喜二郎と藤井厚二

東京都 美術館・博物館

目黒区美術館

6月県博(けんぱく)デー

栃木県 美術館・博物館

栃木県立博物館

館蔵 夏の優品展「動物のかたち」

美術館・博物館

五島美術館

青のある暮らし ― 着物・器・雑貨

東京都 美術館・博物館

太田記念美術館

あなたのデスクトップにアートのインスピレーションを

ARTS WALLは、常にアートからの知的な刺激を受けたい方や、最新のアートに接したい方に、ARTLOGUEのコラムや、美術館やギャラリーで今まさに開催中の展覧会から厳選したアート作品を毎日、壁紙として届けます。 壁紙は、アプリ経由で自動で更新。