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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

北海道立近代美術館|北海道

2017.08.26(土)- 10.15(日)  
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フィンセント・ファン・ゴッホ《花魁(溪斎英泉による)》1887年、油彩・綿布、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ファン・ゴッホ美術館と初の本格的共同企画!

ァン・ゴッホはパリの画商ビングの店の屋根裏部屋で大量の浮世絵と出会い、それらに魅せられ、それらを研究するとともに、「日本の夢」の中に没入していきながら南仏アルルで多くの傑作を描きあげていきました。そして「耳切り事件」の後、その夢が遠ざかる中、サン・レミ、オーヴェールでも傑作を描きつづけ、日本への関心も持ち続けていました。夢はそこで、画家の死によって断たれます。しかし、消え去ってはいなかった。数十年の時を経て、その夢にふれた日本の画家たちが今度はファン・ゴッホにふれることを夢見て、ファン・ゴッホ終焉の地オーヴェールに次々に巡礼に訪れ、芳名録に言葉や絵を残していきます。それは時空を越えて巡った夢の物語、日本の夢の生成と転生の物語と言ってよいでしょう。 
本展覧会は6年にわたる準備期間をかけ、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館のスタッフたちとも綿密な打合せを重ね、世界各地のコレクションと交渉しながらつくりあげた展覧会です。日本3会場の後にファン・ゴッホ美術館でも開催され、カタログも日、英、蘭など数か国語で出版され、新しい知見や情報が数多く盛り込まれた学術的価値の高いものになります。 
ファン・ゴッホ展をはじめ多くの展覧会企画を手掛けてきたコルネリア・ホンブルクさんにもゲスト・キュレーターとして加わってもらい、各地の美術館や個人コレクターのもとに何度も足を運んで困難な出展交渉をしてもらいました。今回日本で初めて見られる傑作、美術通の方々もこれまで見る機会のなかった作品、今回見逃すともう見られないかもしれない作品、さらには、初公開をふくめた貴重な資料や浮世絵作品が集まります。 
ファン・ゴッホの「日本の夢」、つわものどもの見果てぬ夢の絵物語にふれ、夢のつづきを紡いでいただければ幸いです。

 

展覧会の構成

1853年にオランダに生まれたフィンセント・ファン・ゴッホは、1886年にパリに移り、この地でさまざま刺激を受けながら、自らの絵画表現を模索していきます。そこで大きな役割を果たしたものが、日本の浮世絵でした。ファン・ゴッホは浮世絵版画を収集し、それを模写した油彩画を描き、構図や色彩を学び取っていきます。 

さらにファン・ゴッホは、浮世絵をはじめとする美術作品や日本を紹介した文章を咀嚼しながら、独自の日本イメージを醸成していきます。1888年には、芸術家たちの共同体を作ろうと南仏のアルル へ赴きました。大いなる期待を胸に訪れたこの地を、彼はしばしば日本と重ね合わせています。ファン・ゴッホにとって日本は、創意の源であり、夢にまで見た理想郷だったのです。

1890年、ファン・ゴッホはパリ近郊のオーヴェール=シュル=オワーズで亡くなります。そしてその後、今度は日本人がこの画家を賞賛し、理想化するようになりました。
ファン・ゴッホが最晩年に交友を持ったオーヴェールの医師ガシェの一族のもとには、3冊の芳名録が残されていました。そこには、1920年代に憧れの画家の終焉の地を訪れ、その足跡をたどった日本の画家や文学者たち240名あまりの署名が記されています。

この展覧会では、ファン・ゴッホと日本との相互の関係に2部構成でスポットをあてます。

 

[第1部 ファン・ゴッホのジャポニスム]

ファン・ゴッホは、日本から如何なる影響を受け、如何なるイメージを抱いていたのか。国内外のコレクションから厳選したファン・ゴッホ作品約40点と、同時代の画家の作品や浮世絵など50点あまりによって、その実像を多角的に検証します。

 

[第2部 日本人のファン・ゴッホ巡礼]

最初期における日本人のファン・ゴッホ巡礼を、ガシェ家の芳名録に基づいた約90点の豊富な資料によってたどります。日本を夢想したファン・ゴッホ。ファン・ゴッホに憧憬した日本人。交差する夢の軌跡をご覧ください。

 

■みどころ■

1. 日本初!ファン・ゴッホ美術館との本格的国際共同プロジェクト
本展覧会は、日本における「ゴッホ展」の中でも初となるオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトで、日本展終了後、ファン・ゴッホ美術館でも開催されます。
2. 日本美術がファン・ゴッホに与えた影響をさまざまな角度から検証
ファン・ゴッホは、日本から如何なる影響を受け、如何なるイメージを抱いていたのか。国内外のコレクションから厳選したファン・ゴッホ作品約40点と、同時代の画家の作品や浮世絵など50点あまりによって、その実像を多角的に検証します。
3. 日本初公開!ガシェ家に残された3冊の「芳名録」
最初期における日本人のファン・ゴッホ巡礼を、ガシェ家の芳名録に基づいた約80点の豊富な資料によってたどります。日本を夢想したファン・ゴッホ。ファン・ゴッホに憧憬した日本人。交差する夢の軌跡をご覧ください。

 

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 フォトギャラリー

名称 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
URL http://gogh-japan.jp/
会期 2017年08月26日(土)- 10月15日(日)
会場 北海道立近代美術館
住所 北海道札幌市中央区北1条西17丁目
電話 011-644-6883
観覧料 ¥1500

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