学園前アートフェスタが、今秋も奈良市学園前で開催されます。2015 年に始まり今年で3回目となる「学園前アートフェスタ」。郊外の住宅街を舞台に、住民自らが運営する新しい形のアートプロジェクトです。

今年のテーマは「メメント・森」です。 これはメメントモリ(ラテン語で「死を思え」という意味)をもじったタイトルで、人々に「森を思い出しましょう」と呼びかける言葉になっています。

学園前に限らず、戦後日本に新しくできた郊外の住宅街は、森や林を切り開き造成され、発展して来ました。 しかし今や日本社会に少子高齢化、人口減少の波が押し寄せ、空き家の増加、環境の荒廃など、平和で良好な環境を保つのが難しくなりつつあります。 このまま行けば、郊外の街はもとの森に戻って行くことになるのかもしれません。
しかし、森こそ、再生する命のシンボルと言えるでしょう。緑生い茂る森は、清浄な空気と水の源、生と死の循環の場でもあるのです。

もう一度私達が立っているこの街が、もとは森だった事を思い出しましょう。 そんなテーマのもと、今年は、11組の美術家達が学園前に集い、それぞれの表現を披露します。 また、ワークショップや音楽イベント、公募写真展、更には Book&Cafe が街角に出現するなど、 ワクワクする様な企画が目白押しです。是非この秋は、学園前でアートの祭典をお楽しみください。

アートディレクター　野村 ヨシノリ（奈良アートプロム）

概　　要

【イベント名】学園前アートフェスタ2017
【テーマ】メメント・森
【開催期間】2017 年11 月4 日( 土)～11 月11 日( 土) 　※11 月6 日( 月) は全会場休館
【開場時間】10:00～17:00 ※中野美術館のみ16:00 まで
【料 金】現代アート展示・舞台鑑賞は無料　※特別タイアップ展は有料
【開場内容】学園前駅南エリア

（1）現代アート展

【会場及び出展アーティスト】
　近鉄奈良線 学園前駅 南出口より徒歩約15 分圏内7 カ所
　■大和文華館 文華ホール　伊東敏光( 立体)、原田要( 立体/ 平面)
　■淺沼記念館　新野洋( 立体)、田所尚美( 立体)、藤川奈苗( 平面)、冬耳( 平面)、
　Re:planter( 植栽)/ 川﨑仁美 ( 盆栽研究家・キュレーター)
　■GALLERY GM1　城戸保( 写真)
　■中村家住宅　西村雄輔( インスタレーション)
　■帝塚山学園18 号館1F テラス　奥中章人( インスタレーション)
　■帝塚山学園18 号館1F 食堂　中島麦(ワークショップ)

（2）公募写真展

　■奈良市西部会館5F 西部公民館ホール

（3）ブック& カフェ

　■前部家住宅　とほん（期間内出張本屋& カフェ）

（4）特別タイアップ展　※有料（会期中は割引あり）

　■大和文華館 本館 特別展 「柳沢淇園－文雅の士・新奇の画家－」
　■中野美術館 秋季展「様々な墨絵」、「洋画・版画セレクション」

（5）公募による舞台パフォーマンス

　■奈良市西部会館3F 学園前ホール
　11 月4 日(土)・5 日(日) の2 日間にわたり、合唱、演奏、演劇・朗読等部門の発表が行われます。　

【合唱、演奏、演劇・朗読等部門】奈良市西部会館3F 学園前ホール

　11 月4 日(土)
　万葉夢太鼓/ 安味照夫
　KMG（マジックショー）/ 松田清孝
　美月会（日本舞踊）/ 青野和子
　どじょうすくい・安来節：唄と踊りと銭太鼓/ 泉田吉見
　萌の会（日本舞踊）/ 八嶋さち子
　盛晶流（日本舞踊）/ 坂田峰子
　yacco&Almas（ベリーダンス）/ 佐藤靖子
　奈良西養護学校( 合唱)
　ハーモニカでクラッシクを/ 岩本 洋之
　エンジェルママ（ゴスペル）/ 濱田章子
　デュオ・アヴィロン（フルート＆ハープ二重奏）/ 松村容子
　グローリー・グローリー（ゴスペル）/ 前田幹

　11 月5 日(日)
　シャンソンの会［プリエ］/ 安芸　礼子
　フラワーバスケット（コーラス）/ 裏一江
　左手のピアニスト/ 岡田侑子
　朗読・朗読劇/ ホッチポッチ
　ハイビスカス（唄と三線）/ 杉浦佳子
　TINA Belly dance Studio/ 木下裕美
　ギター弾き語り/ 市川千明
　帝塚山大学　吹奏楽部/ 竹田大地

※詳細は下記ＷＥＢサイトでご確認ください。

学園前アートフェスタ2017　ーメメント・森ー　フォトギャラリー　

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