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3.11 関連特別企画「ビオクラシー 〜“途方もない今”の少し先へ」

2月24日 - 3月25日

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東日本大震災、そして原発災害から丸7年。
「復興」という旗印のもと、被害にあった多くの場所は震災直後の様子が想像できないほど整備が進んでいます。そして、私たち自身も「『これまでの暮らし』を改めるべきではないか?」という想いとは裏腹に、危機感が少しずつ薄れていく感覚もないでしょうか?

タイトルである「ビオクラシー」は、震災後、福島に移住し活動を続けてきた、本展の企画伴走者である平井有太が2016年に刊行した著書「ビオクラシー 福島に、すでにある」からとられています。平井による造語である「ビオクラシー」は、漢字で表すと「生命主義」を意味します。

平井はこのビオクラシーを命より経済を重視し、ひいては戦争にもつながる資本主義や、民が主となり多数決で決めている現状の民主主義を超えるものとして訴えます。

また、人々との関わりや会話、インタビューなどを「ソーシャルスケープ」と名付け、社会活動におけるひとつの実践手段として位置付けました。著書ではその手法を用い、政治家やアーティスト、酒屋の蔵元、農家などを「活性家」として取り上げました。

本展では、平井が取り上げた「活性家」をはじめ、震災以降の福島のこと、そしてこれからの暮らしについて、改めて考えるきっかけとなる作家や作品をご紹介します。また、そのための一つの試みとして、本展開催中、はじまりの美術館の電力を再生可能エネルギーに切り替えます。本展が、積み重なっていく日々の少し先を考え、話し合う場になればと願います。

 

展覧会の見どころ

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①震災から7 年目を改めて考える

平井が2016 年に開催した東京での個展『「ビオクラシー」~BIOCRACY ~』をベースにしながらも、福島、そして当館のもつ視点を取り入れ企画を再構成しました。メインビジュアルの青い花は「ミズアオイ」というレッドリストに載る絶滅危惧種です。ミズアオイは津波によって沿岸部の生育環境が回復したため、震災後に群落を形成しました。しかし、復興にむけた護岸工事などにより、また徐々に姿を消しつつあります。人間の暮らしに翻弄されるこのミズアオイのエピソードが、本展の趣旨である「ビオクラシー」を体現していると考え、デザインのモチーフとしました。原発事故や震災後の暮らしを作品に込めたもの、少し先の未来を創造できるもの、さまざまな作品からこの7 年を改めて考えます。ミズアオイはその種を採り、各地で育てようという動きが生まれています。本展も、ここから各地になにか芽生えるきっかけになればと思います。

②展覧会期間中、再生可能エネルギーへ電力切り替え

これからの暮らし方を改めて考えるための提案の一つとして、展覧会期間中はじまりの美術館の電力を再生可能エネルギーに切り替えます。日常の暮らしの中で目に見えない電力。福島原発の事故、またそれに伴う計画停電などでは、暮らしの根幹を考える大きなきっかけとなりました。今回は美術館自体を再生可能エネルギーに切り替えることで、電力についても考えながら、さまざまな作品を鑑賞します。また、3 月24 日には会津電力の代表佐藤弥右衞門さん、JA ふくしま未来組合長の菅野孝志さん、みんな電力株式会社の大石英司さんを招きトークイベントを開催します。

③展覧会を深める様々な関連イベント

会期中には展覧会にかかわる様々なイベントを開催します。オープニングとなる2 月24 日には出展作家である岩根愛さんと美術家で福島大学教授の渡邊滉一さんを招き、地域の文化とアートにまつわるトークイベントを開催します。また午後には岩根さんが震災以降かかわってきた双葉町標葉せんだん太鼓と高柴デコ屋敷恵比須屋十七代当主でひょっとこ踊りの名人橋本広司さんが、双葉町の桜をテーマにしたパフォーマンスを行います。さらに、平井が震災以降福島に移住し取り組んできた土壌測定に関するトークイベントを、ラッパーであり松戸市市議会銀であるDELI さん、福島大学准教授の林薫平さんをお招きし開催します。他にも会期中にたくさんの催しがありますので、詳細は下記をご覧ください。

 

関連情報

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■3月11日(日) アコースティックユニット「ALKDO」ライブイベント
 他、特別企画を予定*詳細はHP、Facebook などでお知らせします。
■3月24日(土)15:00~17:00 トークイベント「地産地消のエネルギーで地域を考える(仮)」
 佐藤弥右衛門(会津電力代表)× 菅野孝志(JA ふくしま未来組合長)
 ×大石英司(みんな電力代表)× 平井有太

 

[展覧会会期中開催予定のイベント」

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■3月3日(土)
 10:00〜15:00 はじまるしぇ〜もうすぐ春だよ、ひな祭り!〜
 16:00〜18:00「おいしいお話会 自転車×まちおこし」
 ゲスト:ディクソン江梨(一般社団法人コグウェイ)
■3月18日(日)
 15:00〜17:00『復興に抗するー地域開発の経験と東日本大震災後の日本』から考える
 ゲスト:石戸諭(BuzzFeed Japan 記者)、小松理虔(UDOK./ヘキレキ舎)
        高村竜平(秋田大学、『復興に抗する』編者)、
        猪瀬浩平(明治学院大学)他『復興に抗する』執筆者
■3月25日(日)
 10:30〜12:00 イースターワークショップ 共催:猪苗代教会
*各イベントへのお申し込み・お問合わせは電話またはメールにてお願いします。
 メールの場合は、件名にイベント名を入れてご連絡ください。
※イベントやワークショップの詳細は、はじまりの美術館ホームページをご覧ください

 

3.11 関連特別企画「ビオクラシー  〜“途方もない今”の少し先へ」フォトギャラリー

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会場

はじまりの美術館:
969-3122 福島県 耶麻郡猪苗代町 新町4875 + Google マップ
電話番号:
0242-62-3454
Web サイト:
http://hajimari-ac.com/