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特別展「江戸の戯画 ―鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.05.09

EXHIBITION / 展覧会

大阪市天王寺区

特別展「江戸の戯画 ―鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」

大阪市立美術館| 2018.4.17(火) 〜 6.10(日)

  • 普通

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概要

歌川国芳「きん魚づくし ぼんぼん」 個人蔵(通期展示)

 

太平の世が続いた江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれました。一口に戯画といっても多種多様なものがありますが、本展では「鳥羽絵」をキーワードに江戸時代の戯画をご紹介します。

鳥羽絵は、広く戯画や漫画を指す言葉として使われることもありますが、より限られた意味では、18世紀に大坂を中心に流行した軽妙な筆致の戯画を指します。そこに描かれる人物は、目が小さく、鼻が低く、口が大きく、極端に手足が細長いという特徴を持ち、その名は国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)に由来するものとされます。

鳥羽絵は、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版され、その人気は近代にまで及びました。また、上方に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えています。鳥羽絵を洗練させたとされる大坂の「耳鳥斎(にちょうさい)」はもちろん、鳥羽絵本の影響を受けたと考えられる江戸の「北斎(ほくさい)」や「国芳(くによし)」、そしてその流れをくむ「暁斎(きょうさい)」など、時代や地域により変化しながらも、笑いの感覚は脈々と受け継がれてきました。

本展では、そのような流れを追いつつ江戸時代の戯画のエッセンスをご覧いただきます。また、歌川国芳の「金魚づくし」シリーズ全9点がそろうのも見どころの一つです(前期のみ)。 笑いを文化として発展させてきた大阪の地で、多彩な笑いの世界をご紹介します。(出品予定作品:約280件)

 

概 要

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会 期:2018年4月17日(火)~6月10日(土)
    [前期]4月17日(火)~5月13日(金)、[後期]5月15日(日)~6月10日(土)
時 間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日 ※災害などにより臨時で休館となる場合あり。
料金:一般 1,400円(1,200円)、高大生1,000円(800円)
※( )内は、20名以上の団体料金
※中学生以下無料(要証明)。
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

お問合せ:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
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