「飛鳥アートヴィレッジ 作品展「宙の土 土の宙 -そらのつち つちのそら-」」 CURATORS TV

「飛鳥アートヴィレッジ 作品展「宙の土 土の宙 -そらのつち つちのそら-」」 CURATORS TV

「飛鳥アートヴィレッジ 作品展「宙の土 土の宙 -そらのつち つちのそら-」」のギャラリートーク

スピーカー

山中俊広

会場

奈良県立万葉文化館

会期

2014年3月11日~3月22日

展示について

 本展は、本年1月に実施した「飛鳥アートヴィレッジ」の2013年度のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加した5名の若手アーティストによる、成果発表としての展覧会です。 ここ飛鳥に滞在した5名は、10日間の共同生活を通じて、飛鳥と美術についてのお互いの世界観を昼夜語り合い深めていきました。いまの飛鳥に生きる人々と触れ合い、現地の自然や風景を目の当たりにしながら、いにしえの飛鳥の人々が生きた当時に思いを馳せ、果てしなく長い時間軸の存在を自らの印象に強く刻みました。 古来の飛鳥の文明に始まり、現代に至る人々の生活のあらゆる礎を育んできた、大地としての「土」。そして、大地に根づく飛鳥の人々を頭上から見守ってきた太陽、星、月、雲を擁し、異文化や文明との新たな邂逅(かいこう)へと導く豊潤な想像力を人々に供してきた「宙(そら)」。昔も今も、飛鳥に暮らす人々の心のよりどころとなってきたであろう壮大かつ本質的な2つの要素に、彼ら5名のアーティストは特に強く惹かれ、各自の作品の着想となりました。 ここ飛鳥のアイデンティティを醸成させてきた根源的な要素を、美術表現という手段で浮かび上がらせ、地元飛鳥の人々と全国各地の飛鳥を愛する人々へその気づきを提示することが本展の目的です。5名のアーティストの作品を通じて、飛鳥の豊かな風土と文化が、古来より人々に深い想像力と思考力を喚起させ続けてきたことを実感する機会になれば幸いです。

アーティストについて

笠間 弥路 KASAMA Miro1983 宮城県生まれ2006 多摩美術大学 美術学部彫刻学科卒業2007 Ecoles Nationale Supérieur des Beaux Arts de Paris 交換留学2008 京都市立芸術大学大学院 美術研究科彫刻専攻修士課程修了〈主な展覧会歴〉2011 「ユートピアのお知らせ」アキバタマビ21(東京)   個展「屋根の下と、眠る人へ、」Gallery 301(兵庫)2012 「Les Phénomènes s'émurent - 一切の事象が蠢きはじめた-」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)2013 「KYOTO STUDIO」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 「Art Court Frontier 2013 #11」ARTCOURT Gallery(大阪)下野 友嗣 SHIMONO Yuji1984 兵庫県生まれ2007 大阪芸術大学 美術学科卒業〈主な展覧会歴〉2010 個展「下野友嗣展」ギャラリーAO(兵庫) アーティスト・イン・レジデンス「Project Asia Art Program 2010」(韓国・昌原)2012 「SHIGARAKI ACT 2012」甲賀市信楽町エリア(滋賀)2013 個展「熊人間の里」GALLERY 301(兵庫)   「アラフドアートアニュアル2013」土湯温泉(福島)野田 万里子 NODA Mariko1985 佐賀県生まれ2009 京都市立芸術大学 美術学部美術科油画専攻卒業〈主な展覧会歴〉2008 個展「野田万里子展」番画廊(大阪/'09)2010 「P&E」ARTCOURT Gallery(大阪) 個展「Fixation」TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)2012 「“記憶”をゆり動かす“いろ”/奈良・町家の芸術祭HANARART 2012」大和郡山・旧川本邸(奈良)2013 個展「HOPE」 TEZUKAYAMA GALLERY𡈽方 大 HIJIKATA Dai 1989 愛知県生まれ2011 金沢美術工芸大学 美術工芸学部美術科彫刻専攻 卒業〈主な展覧会歴〉2012 「KIND OF PASSAGE」金沢アートグミ(石川)2013 「祭りか?山か?」拝借景(茨城) 個展「Fading in」遊工房アートスペース(東京) 「trade parade -等価交換の条件-」北陸銀行旧問屋町支店(石川)2014 「虹の麓/ファン・デ・ナゴヤ美術展2014」名古屋市民ギャラリー矢田(愛知)磐井 賢志 IWAI Kenji1990 岩手県生まれ2013 東京藝術大学 美術学部彫刻科卒業現在 東京藝術大学大学院 美術研究科彫刻専攻修士課程在籍〈主な展覧会歴〉2010 個展「Perfect Star」東京藝術大学上野キャンパス内ギャラリー(東京) 「the Six」ラフォーレ原宿(東京)2011 「BODY SCALE」都立芸術高等学校ギャラリースペース(東京)2013 「drawing02-hyphenation」澁谷画廊(東京) 個展「a.t.o」grill gallery(東京)

スピーカーについて

山中 俊広 YAMANAKA Toshihiro飛鳥アートヴィレッジ プログラム・コーディネーター/インディペンデント・キュレーター1975年大阪生まれ。大阪府立大学経済学部卒業、大阪芸術大学大学院 芸術文化研究科 博士前期課程修了。2002年より大阪芸術大学博物館の立ち上げに加わり、2年間学芸員として勤務。その後複数の画廊、現代美術ギャラリーでの勤務を経て。2012年よりフリーランスとして活動を開始。関西を拠 点に現代美術に特化した展覧会やイベントの企画、評論の執筆をおこなう。2013年に大阪市此花区に現代美術 ギャラリー「the three konohana」を開廊する。キュレーターとしての主な展覧会企画に、「リアリティとの戯れ」(なんばパークス/大阪、2012)、「『記 憶』をゆり動かす『いろ』」(大和郡山市 旧川本邸/奈良、2012)。

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