ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2019.08.08
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概要
年表の一行を一冊に「昭和」とは、あの「戦争」とは何だったのか。ノンフィクション作家・保阪正康は「歴史」と向き合う日々を送ってきました。「歴史の年表に残る一行を一冊に」との思いの下、昭和を中心に日本の近現代史を問い続けています。 デビュー作の『死なう団事件 軍国主義下の狂信と弾圧』(1972年)を皮切りに、『東條英機と天皇の時代』上・下(1979・80年)、『昭和陸軍の研究』(1999年)、『ナショナリズムの昭和』(2016年)…。「昭和」を生きた政治家、軍人、活動家などに取材を重ね、証言や資料でその実態を読み解いてきました。本展では、これまでに発表したおよそ150冊の著作群を通して保阪が見た「昭和」の実像に迫ります。その一方で、「昭和史を語り継ぐ会」を主宰し、講演活動などで見せる歴史の「語り部」としての側面も紹介。また、札幌市に生まれ、その後の歩みにつながった保阪の背景にある「昭和」を北海道での幼少期、さらにはその目に映ってきた北海道から探ります。現在も日本の近現代史を検証し続ける保阪の思いとは…。次代に語り継ごうとしている歴史の教訓を考えます。
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