ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部 更新日: 2019.03.06
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概要
菅井汲(すがい くみ 1919-1996)は、1940年代から1990年代にかけく主にパリを拠点として版画制作を中心に活躍した画家で、第2次大戦後、国際的に最も高く評価された日本人画家のI人です。本展覧会では、渡仏後から晩年までの約40年間に制作された版画作品を展示し、作風の変遷を辿ります。その作風は、渡仏当初の力強く大胆な抽象モチーフから、明快な色彩と形態からなるもの、円と直線から構成される幾何学的モチーフ、そして晩年の「S」字シリーズへと、幾度かの大胆な変化を遂げます。「1億人の日本人からはみ出した存在でありたい」という強い意志のもと、その生涯を通じて、常に独創性を求め、新たな絵画に挑み続けた菅井汲の世界をご覧ください。
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