ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画 ARTLOGUE 編集部 ARTLOGUE 編集部    更新日: 2018.03.02

EXHIBITION / 展覧会

ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画

DIC川村記念美術館| 2018.4.14(土) 〜 8.26(日)

  • 普通

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概要

《ここから》 1994年 油彩、リネン 156.2 x 227.3 cm  個人蔵 
© Bridget Riley 2018, all rights reserved. Courtesy David Zwirner, New York/ London.

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この春、DIC川村記念美術館(設立・運営=DIC株式会社)は、近年世界的に再評価が高まるイギリスの画家、ブリジット・ライリーの展覧会を開催します。1960年代にオプ・アート旋風を巻き起こした黒と白の抽象画からストライプや曲線で構成したカラフルな作品、近作の壁画まで国内外所蔵の約30点で画業を振り返ります。

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ブリジット・ライリー (1931-)は、幾何学的パターンによって画面に動きをもたらす抽象絵画で知られるイギリスの芸術家です。ロンドンのゴールドスミス・カレッジとロイヤル・カレッジ・オブ・アーツに学んだライリーは、大学卒業後に教員や商業美術の仕事につきながら制作活動を続けました。初期作品はジョルジュ・スーラに影響を受けた風景画でしたが、ルネサンス以降の巨匠や印象派の絵画、点描技法を研究し、単純化 ・抽象化のプロセスを学ぶことで自身の創作を深めてゆきました。

1960年代に入ると、白と黒のみを用いた完全に抽象的な作品を発表します。これがニューヨーク近代美術館の学芸員の目に留まり、歴史的な展覧会 『レスポンシヴ・アイ (応答する眼)』(1965年)で紹介されるや 「オプ・アート」の旗手として一躍注目を集めます。1967年に代表作となる波形のストライプパターンに色彩を導入した作品群を制作し、画面に大きなうねりや揺らぎを感じさせる独自の画風で、美術界における画家としての地位を確かなものとしました。以降、「色」と「形」の相互作用を駆使して、人々の眼に強く訴える作品を次々に展開し、現在も多くの人をその作品で魅了し続けています。

本展は1960年代の代表的な黒と白の作品、1970年代を中心としたストライプ作品、1990年代の曲線をもちいた作品、そして近年のウォール・ペインティングを含む約30点を紹介し、あらためてライリー作品の魅力に迫る、わが国で38年ぶりとなる展覧会です。

展覧会概要

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会期:2018年4月14日(土)-8月26日(日)
時間:9:30-17:00 (入館は16:30まで)
休館:月曜(4月30日、7月16日は開館)、5月1日(火)、7月17日(火)
料金:一般1,300円、学生・65歳以上1,100円、小中高600円
会場:DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市坂戸631 )
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

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